夫がモンスターと化した34歳主婦、精神を追い詰められ「離婚」を断念するまで
「別居中は月0円」が命取りに…
千秋さんのように、夫がモンスター化してから何とかしようと思っても手遅れです。どちらが先に相手を困らせ、惑わせ、苦しめ、そしてノックアウトするかという消耗戦では、できることは限られています。やはり、モンスター化する前に決着をつけたいところ。
例えば、千秋さんが本格的に離婚手続きに取り組んだのは別居後でした。しかし、いったん家を出ると、夫が隣にいないので安心してしまいます。ほとんど連絡を取らず、子どもにも会わせず、接点を失って離婚の話を進めるのが面倒になり、長期化することになりかねません。やはり、最短距離で離婚したいなら同居中に話をまとめることです。
そして、千秋さんが請求していた養育費は毎月7万円ですが、家庭裁判所が公表している養育費算定表に照らすと今回の場合、毎月5万円が相場です。千秋さんは最初、高めの金額を提示し、少しずつ下げるという作戦だったようですが、このやり方は何度もやり取りが必要で時間がかかるのがネックです。
さらに、千秋さんは「どうせ離婚するんだから」と別居中の生活費を請求しなかったのですが、「別居中は月0円」「離婚後は月7万円」という選択肢が目の前にあった場合、夫が前者を選ぶのは自明です。別居当初から生活費を請求していれば、結果は変わっていたかもしれません。第二の千秋さんが現れないことを願うばかりです。
(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)


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