夫がモンスターと化した34歳主婦、精神を追い詰められ「離婚」を断念するまで
娘を連れて実家に戻っていた妻
「ホントふざけるなって感じです! このままじゃ、一生離婚できませんよ!!」
筆者の右耳がキーンとするほど大きな声で怒鳴り散らす千秋さん。電話の受話器から、生唾が飛んできそうなほど怒り心頭だったのです。千秋さんいわく、娘さんを連れて実家に戻ったのは1年前。千秋さんは何度となく夫のLINEへメッセージを送ったそう。「もう無理だから別れてほしい」「養育費は月7万円でいい」「学資保険だけは継続して」と。
しかし、夫は話をはぐらかすばかり。即答があったのは「(娘の誕生日を)どうする」という返事だけで、妻子に対して生活費を渡そうそもしなかったのです。結局、別居から1年間、面と向かって話し合うこともできず、千秋さんはじだんだを踏み続けたのです。
「もう、頭にきちゃいますよ! だって旦那の方から持ちかけてきたんですよ。『そろそろ、ちゃんと話をしようか』って」
千秋さんは翌週日曜の夕方4時から2時間、駅前の貸し会議室を借り、夫がやってくるのを待っていたのです。それなのに、待てど暮らせど夫は姿を現さず。もちろん、夫の携帯に何十回と電話しましたが、「おかけになった番号は電波の届かないところにあるか…」のメッセージが流れるばかり。
「わざと電源を切ってるのはバレバレ! この期に及んでドタキャンなんて、もう絶対に許せない!」
2時間以上、1人で意味もなく待たされたわけですから、そんなふうに千秋さんが不満をぶちまけるのも無理はありません。ようやく離婚できると信じ、のこのこと現れた千秋さんをあざ笑うかのように夫は約束をすっぽかしたのですが、見方を変えれば、千秋さんはかわいい娘さんを連れて出て行き、娘さんを人質に取り、一方的に離婚を突きつけてきた妻です。
夫は約365日間、千秋さんを恨み、嫌い、呪い続けてきたのだから、「待ちぼうけ」は当然の報いだと思っているのかもしれません。筆者は夫がすでにモンスターと化しているのではないかと危惧したのです。
ところで、千秋さん夫婦は何がきっかけで夫婦生活が破綻し、千秋さんが結婚生活に絶望し、実家へ逃げ帰ったのでしょうか。千秋さんは間髪入れずに答えます。
「元はといえば、旦那が100%悪いんです。会社の女の子の気を引くために、うちの金を湯水のようにつぎ込んだんだから!」
30万円の請求書が届いたり、娘さんの学資保険を勝手に取り崩したり、無断で生活費を減らしたり…千秋さんが何度、口酸っぱく注意しても全く直らなかったので、娘さんの七五三の費用も千秋さんが親に泣きついて出してもらったそう。夫は悪びれることもなく、「俺が稼いだ金なんだから、何に使おうが勝手だろう」と逆ギレするので、千秋さんは「もう呆れてものも言えませんよ!」と大きくため息をつきます。
千秋さんの夫はまるで、アニメ「ドラえもん」のジャイアンのようでした。「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの」と、口先だけではなく、心の底からそう思っているようです。


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