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【マーケット展望】トランプ氏就任控えて日米株価「方向感出にくい」

週明け1月16日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前週末比192円04銭安の1万9095円24銭で取引を終えました。今後の展開はどうでしょうか。

この日の日経平均は反落し1万9095円24銭で取引を終えた

 週明け1月16日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前週末比192円04銭安の1万9095円24銭で取引を終えました。

 今後の展開はどうでしょうか。

 マネースクウェア・ジャパンの西田明弘チーフエコノミストによると、トランプ次期米大統領の経済政策「トランプノミクス」に期待した株高やドル高は、昨年12月中旬以降は調整局面。先週11日のトランプ氏の記者会見も市場の期待外れに終わりました。

 今週は20日にトランプ氏の就任式を控え、日米ともに株価は方向感が出にくい地合いとみられます。また英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる「ハードブレグジット」懸念の再燃がドル/円の上値を重くしそうです。

 西田さんは「17日に行われるメイ英首相の演説次第でドル/円は値動きの荒い展開も。その場合、日経平均も影響を受けるかもしれません」と話しています。

(オトナンサー編集部)

西田明弘(にしだ・あきひろ)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部チーフエコノミスト

1984年日興リサーチセンター入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを経て、三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテジストとして高い評価を得る。2012年9月マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。現在、M2Jのウェブサイトで「市場調査部レポート」「市場調査部エクスプレス」「今月の特集」など多数のレポートを配信するほか、テレビ・雑誌などさまざまなメディアに出演し活躍中。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。

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