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【マーケット展望】日米株は「下落材料に反応しやすい」

12月29日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落、前日比256円58銭安の1万9145円14銭で取引を終えました。今後の展開はどうでしょうか。

この日の日経平均は続落し1万9145円14銭で取引を終えた

 12月29日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落、前日比256円58銭安の1万9145円14銭で取引を終えました。

 今後の展開はどうでしょうか。

 マネースクウェア・ジャパンの西田明弘チーフエコノミストは日経平均、米ダウ工業株30種平均ともに節目の「2万」を前に足踏みが続いていることから、「11月のトランプ氏勝利後の上昇が急ピッチだっただけに『下げやすい』または『下落材料に反応しやすい』状況」と指摘します。

 米長期金利が反落したことで、ドル/円が12月15日の1ドル=118円66銭の上抜けを狙うような状況でないことも日経平均にとって重し。西田さんは「あす30日の終値が1万9033円71銭を超えれば、日経平均は5年連続で年間上昇(年初<年末)となりますが、達成は微妙になってきました」と話しています。

(オトナンサー編集部)

西田明弘(にしだ・あきひろ)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部チーフエコノミスト

1984年日興リサーチセンター入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを経て、三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテジストとして高い評価を得る。2012年9月マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。現在、M2Jのウェブサイトで「市場調査部レポート」「市場調査部エクスプレス」「今月の特集」など多数のレポートを配信するほか、テレビ・雑誌などさまざまなメディアに出演し活躍中。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。

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