風呂上がりのアイスはNG? 夏にやりがちな“3つの食習慣”が「不眠」引き起こすワケ
ビールやアイスといった冷たい飲食物が睡眠の質を低下させる理由について、上級睡眠健康指導士が解説します。

夏の夜にそうめんのような冷たい麺類やアイスを食べたり、ビールを飲んだりする人は多いと思いますが、これらの生活習慣が睡眠の質を低下させるケースがあります。睡眠に悪影響を及ぼす恐れのある夏の食習慣について、上級睡眠健康指導士の山本智子さんに聞きました。
冷たい飲食物が「深部体温」の低下を阻害
Q.夏の仕事終わりに飲む「冷たいビール」や風呂上がりの「アイス」は最高ですが、これらの飲食物が夜間の睡眠の質にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。
山本さん「キンキンに冷えたビールはおいしいですが、過度に飲み過ぎてしまうと、睡眠の後半部分の質がかなり低下することになるので要注意です。
睡眠が浅くなり目が覚めやすくなるほか、アルコールには利尿作用があるため、トイレに行く回数が増えたり、喉の渇きで目が覚めてしまったりもします。あくまで適量にとどめて、アルコールを含まない水分もお酒と同量程度、きちんと取るようにしましょう。
風呂上がりのアイスもビール同様、食べ過ぎは禁物です。入浴で温まった体の中に急に冷たいアイスが入ることで、脳が体温を逃がさないように血管を収縮させてしまいます。すると、スムーズな入眠に必要な深部体温の低下を妨げかねません。睡眠のことを考えるなら、できれば入浴前に食べていただくのがベストです」
夕食を「そうめんだけ」で済ますリスクとは?
Q.「暑くて食欲がないから」と夕食をそうめんのような冷たい麺類だけで済ませると夜の寝苦しさや中途覚醒につながるといわれています。なぜなのでしょうか。
山本さん「冷たい麺類の食べ過ぎもビールやアイスと同様、体温を外に逃がさないよう、手足の血管が収縮してしまうからです。深部体温の低下が妨げられることで『寝付きが悪くなる』『眠りが浅くなる』『夜中に目が覚めてしまう』といったことが起こりやすくなるんです」
就寝の3時間前までに夕食を済ませること
Q.睡眠の質を落とさずに夏を乗り切るための、夕食の取り方のルールについて教えてください。
山本さん「少なくとも寝る3時間前までには夕食を済ませましょう。胃腸に食べ物が多く残っている状態で眠ることは、胃腸を動かすための自律神経が休まらない要因になります。
もしどうしても夕食が遅くなってしまう場合は、夕方におにぎりなど主食を軽く食べておき、遅い時間に食べるのは消化に負担のかからないものにするのが良いでしょう。香辛料の入っていないスープなどがおすすめです。
また睡眠の質の向上や疲労回復には『グリシン』という成分が有効です。エビやホタテ、イカなどの魚介類や、鶏肉、豚足、牛すじなどの肉類、豆腐や納豆などの大豆製品などに多く含まれているため、積極的に取っていただくといいと思います」
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火照った体を冷ますための冷たい食べ物や飲み物、アルコールが、スムーズな睡眠を破壊してしまうといいます。入眠の3時間前までに夕食を済ませることを意識し、グリシンを積極的に取ることで、睡眠の質の改善を図りましょう。
(オトナンサー編集部)












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