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「モンスターペアレント」と「熱心な親」…両者の分かれ目はどこにある? 「理不尽な要求ばかりの親」にならないために大切なこと

損をするのは子ども自身

 同じことを伝えるにしても、言い方一つで印象や受け止め方は大きく変わります。

 例えば、「先生が厳しすぎる」と言うのではなく「先生に叱られたようですが、どんな様子だったのか教えていただけますか?」、「弁償してください」と迫るのではなく「祖母に買ってもらった大切なコートなんです。探していただけますか?」。こうした伝え方の工夫が、保護者の印象を大きく変えるのです。

 一方で、「子どもの言葉をどう扱うか」も大切です。子どもは事実を誇張したり、想像と現実を混同して話したりすることがあります。だからこそ、「(わが子が)◯◯と言っているのですが、何かありましたか?」と、まず確認することが大切です。いきなり行政や第三者に訴えると、事実と異なっていた場合には恥ずかしい思いをします。

 親も先生も、「子どものために」という思いは同じです。理不尽な要求を繰り返せば「モンペ」と見なされ、結果的に損をするのは子ども自身。大切なのは「言わないこと」ではなく「どう伝えるか」です。相手の立場を尊重しながら、賢くコミュニケーションを取ることが必要ですね。

(子育て本著者・講演家 立石美津子)

【画像】「えっ…?そうだったの……?」 これが「発達障害児」にみられることのある行動です(5つ)

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立石美津子(たていし・みつこ)

子育て本著者・講演家

20年間学習塾を経営。現在は著者・講演家として活動。自閉症スペクトラム支援士。著書は「1人でできる子が育つ『テキトー母さん』のすすめ」(日本実業出版社)、「はずれ先生にあたったとき読む本」(青春出版社)、「子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方」(すばる舎)、「動画でおぼえちゃうドリル 笑えるひらがな」(小学館)など多数。日本医学ジャーナリスト協会賞(2019年度)で大賞を受賞したノンフィクション作品「発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年」(中央公論新社、小児外科医・松永正訓著)のモデルにもなっている。オフィシャルブログ(http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/)、Voicy(https://voicy.jp/channel/4272)。

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