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新型コロナが5類移行 何が変わった? 風邪症状が出たらどう対処する? 専門家に聞く

風邪症状が出たらどうする?

Q.新型コロナウイルスと一般的な風邪の症状の違いについて、教えてください。

森さん「症状の違いだけではどちらか見分けることは難しく、発熱やせき、咽頭痛、鼻水、頭痛、全身倦怠(けんたい)感などは、新型コロナも風邪もどちらも症状として現れる可能性があります。新型コロナでは、『食べ物を食べても味がしない』『においを感じない』といった味覚や嗅覚の異常を訴える人が多くいるほか、ウイルスの感染性が消失した後も、いわゆる『後遺症』と見られる多様な症状が続く人がいる点が特徴的です」

Q.今後、もし風邪のような症状が出た場合、どのように対処したらよいのでしょうか。

森さん「発熱など体調に異変を感じたら、無理をせず外出を控えて様子を見ることをお勧めします。不安があれば、市販の新型コロナの抗原定性検査キットで検査し、陽性の場合は発症日を0日として、その翌日から5日間を目安に自主的に自宅療養することが推奨されています。国が承認したキットの外箱には、『体外診断用医薬品』『第1類医薬品』と表示されているので、キットを購入するときはそういった製品を選びましょう。

市販の解熱鎮痛剤の使用は問題ありません。『高齢である』『基礎疾患がある』『妊娠している』などに当てはまる場合や、症状が重くなった場合は、医療機関へ連絡し、受診の相談をしてください」

Q.新型コロナウイルスが5類感染症に移行したことで、今後どのような影響が考えられるのでしょうか。

森さん「一人一人が自分の考えに基づいて行動することが求められる局面となりました。先述のように行動制限がなくなったため、症状が軽い場合は検査しないケースが多くなるでしょう。また、5類移行に合わせて、企業や商業施設などでは、新型コロナに関する特別対応を終了する傾向にあったため、対面での接触が再び増え始めています。そのため、今後は職場などで感染が広がりやすくなり、業務に支障が出る可能性はあります。

集団生活をする場でも同じことがいえるでしょう。健康管理に個人が責任を持つことが大切になります。また、健康観察や入院調整などの自治体の介入が原則なくなったことに加えて、先述のように医療費の一部が自己負担となります。

このため、高齢であっても基礎疾患などがあっても、支出を抑えたいという理由で受診を控えるケースが考えられます。早期診断による早期の適切な治療の機会を逃すと、こうした人たちは重症化してしまう懸念があります」

(オトナンサー編集部)

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森まどか(もり・まどか)

医療ジャーナリスト、キャスター

幼少の頃より、医院を開業する父や祖父を通して「地域に暮らす人たちのための医療」を身近に感じながら育つ。医療職には進まず、学習院大学法学部政治学科を卒業。2000年より、医療・健康・介護を専門とする放送局のキャスターとして、現場取材、医師、コメディカル、厚生労働省担当官との対談など数多くの医療番組に出演。医療コンテンツの企画・プロデュース、シンポジウムのコーディネーターなど幅広く活動している。自身が症例数の少ない病気で手術、長期入院をした経験から、「患者の視点」を大切に医師と患者の懸け橋となるような医療情報の発信を目指している。日本医学ジャーナリスト協会正会員、ピンクリボンアドバイザー。

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