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サイトで知り合った男の子どもを妊娠した36歳女性、男が妻子持ちで慰謝料の恐怖(上)

「奥さんから慰謝料を請求されるのでは…」

「でも、私だって一人の女性ですよ。できることなら彼と結婚し、家庭を持ち、幸せになりたいです。奥さんよりも私の方が彼を幸せにしてあげられるじゃないかって」

「(妻と)離婚して君と一緒に暮らそう。君には迷惑をかけないよ」

 里佳子さんは彼の甘い言葉を真に受け、子どもが産まれるまでの間に妻との離婚が成立して自分と結婚し、夫婦として子どもを育てることができると信じ込んでいたのです。

「子どもに罪はないから」
「彼も被害者でしょ」
「奥さんも自業自得でしょ」

 そんなふうにきれい事を並べたところで不倫は不倫です。夫(彼)の都合で離婚を切り出し、妻子の人生を狂わせるのだから、離婚の代償として夫が妻へ慰謝料を支払うのは当然ですが、一方で、里佳子さんはどうでしょうか。里佳子さんの存在を隠し通そうとしてくれればよいですが、彼は既成事実(里佳子さんと子どもの存在)を突きつけた方が観念しやすいと考えている節があります。

「『一緒になりたい人がいるから別れてほしいんだ。もう子どももいるんだ』と彼がありのままを話したら、どうなるんでしょうか。私は奥さんから慰謝料を請求されるんでしょうか」

 里佳子さんは、心配そうな表情で打ち明けてくれましたが、今回の場合、妊娠の事実=不貞行為の証拠なので今さら「食事だけ」「一線は越えていない」「ラブホの部屋でも盗撮したの?」などとシラを切るのは難しい状況です。結局のところ、彼に妻子がいることを知ってもなお、彼との関係を続けたのだから、里佳子さんは覚悟していたはず。「慰謝料を請求されたら払わなければいけない」と。

 しかし、里佳子さんの体はもう自分だけのものではありません。妻に慰謝料を渡すくらいなら、わが子の子育てに回したい。だからこそ慰謝料を払わずに済む方法を私に尋ねてきたのです。彼が妻に対して里佳子さんの素性(名前、住所など)を白状するのは時間の問題ですが、どうしたらよいのでしょうか。

(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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