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サイトで知り合った男の子どもを妊娠した36歳女性、男が妻子持ちで慰謝料の恐怖(上)

婚活サイトで知り合った男性と交際し、その子どもを妊娠するも、男性から突然、妻子の存在をカミングアウトされ……。男性の妻からの慰謝料請求に怯える、36歳女性のストーリーです。

純愛から不倫へ、恋人から愛人へ

交際相手が妻子持ちであることが判明し…
交際相手が妻子持ちであることが判明し…

 非正規で非リア充、そして、非モテ女子。例えば、正社員ではないのにサービス残業の雨嵐。疲労困ぱいなので休日は引きこもり。そして、顔面偏差値は平均以下なので男子に口説かれた経験もなし。そんな女子が、ちょうど結婚適齢期のタイミングにブサメンではない男子から誘われたら…鼻息荒くホイホイと付いていっても不思議ではありません。

「もし彼が独身じゃなかったら?」
「もしかして遊ばれているのかも?」
「なんで私なんだろう?」

 残念ながら、浮かれている自分を客観視し、冷静さを取り戻し、機転を利かせることは至難の業。何も疑わずにさっさと体を許すのは時間の問題でしょう。しかし、彼が既婚で子持ち、そして小遣い制(財布を妻に握られている)だということが途中で発覚したら…交際は純愛から不倫へ、彼女の存在は恋人から愛人へ、セックスは愛の形から不貞行為へと一気に転落するのです。何より、妻帯者との交際は明らかな法律違反(民法709条)。妻から「慰謝料」を請求される危険があるので、まさに踏んだり蹴ったりです。

 確信犯はともかく本当に何も知らなかった…彼が結婚していることを見抜けなかったり、彼が「結婚歴はないよ」とうそをついていたり、彼が「妻と離婚するつもりだから、ひと足早く婚活してもいいだろう」と順序を間違えていたりした場合、妻だけでなく彼女も被害者でしょう。何も悪くないのに慰謝料を払わなければならないのでしょうか。

「慰謝料の標的」にされて困っているのは、今回の相談者・須藤里佳子(36歳)です。

<登場人物の属性(すべて仮名、年齢は現在)>
相談者:須藤里佳子(36歳)→会社員(年収400万円) ※今回の相談者
彼氏:山田克之(44歳)→会社員(年収900万円)
彼氏の妻:山田真由美(42歳)→専業主婦
夫婦の子:山田さくら(8歳)

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。