サイトで知り合った男の子どもを妊娠した36歳女性、男が妻子持ちで慰謝料の恐怖(上)
妻と娘の存在をカミングアウトされ…
「分かったのは(妊娠)1カ月目です。彼はすごく喜んでくれると思ったら冷静でした。『うれしくないの?』と聞くと『うれしいけれど身の引き締まる思いだ』と言い、私の体を気遣ってくれました」
里佳子さんは、そんなふうに当時の心境を振り返ってくれましたが、婚活サイトで知り合った彼の子を身ごもっていたのです。彼は最初から「(子どもが)できたら一緒になろう」と約束してくれたそう。だから、里佳子さんはわざわざ避妊具をつけるよう頼まなかったのですが、膣内射精をすれば妊娠するのは当然といえば当然。とはいえ、知り合って3カ月目で新しい命を授かるというのは予想外だったようです。
妊娠と結婚の順番が逆とはいえ、「できちゃった婚」はよくある話なので、里佳子さんが無事、彼と籍を入れることに成功したら、今回わざわざ取り上げる必要はありません。彼は「実は…」と前置きした上で、自分が独身ではないこと、2つ下の妻がおり、妻との間には8歳の娘がいることを突然、カミングアウトしたのです。
婚活サイトは未婚者しか利用できないので、サイト上の彼のプロフィールは「未婚」と表示されていたのに、実際には「既婚」だったのです。「独身証明書」の提出を求めない運営会社も悪いのですが、もっと悪いのはうそをついた彼の方でしょう。
「何だか彼がかわいそうに思えてきて…」
里佳子さんはそうやって懺悔(ざんげ)しますが、彼の妻はだらしない性格で引きこもり状態。四六時中、家にいるのに家事をろくにやらず、例えば、彼が魚を食べられないのに平気で魚料理を出され、彼が文句を言うと「もう作らない」と逆ギレする始末。
「既婚の人と付き合うつもりなんてなかったし、彼とお別れすることも考えました。でも、彼のことが好きだったし、子どもも大好きだからうれしかったんです」
里佳子さんはそんなふうに弁明しますが、彼が妻の愚痴(ぐち)をこぼし始めたので、里佳子さんはこれ以上、彼を責める気にならず、現実をありのまま受け入れることにしたのです。
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