歯が折れた→「牛乳に浸す」って本当に正しいの? 真偽を歯科医師に聞いてみた
すぐに歯科医院に行けない…応急処置は?
Q.すぐに歯科医院に行けないときの、必要な処置や注意点は。
宮本さん「先述のように、抜けた歯を乾燥させず、周りの靭帯をよい状態で保った上で、30分以内に治療することが大切です。そのため、すぐに受診してもらいたいのですが、できない場合は歯を乾燥させないよう、専用保存液か、コンタクトレンズ用生理食塩水やミネラルウオーターに浸して、冷蔵庫で保管してください。もし、口の中に出血があれば、清潔なガーゼなどで傷口を押さえて血を止めてください。傷が深くなければ2〜3分で止血します。
歯が抜けた部分は骨がむき出しになっていますから、口の中はきれいな状態にしてほしいのですが、消毒力が強い薬でうがいをすると、抜けた部分の細胞へのダメージが大きいので、ミネラルウオーターなどでのうがいにとどめてください。また、歯の神経が生きていて歯が折れると、神経が敏感になり、冷たいものや熱いもので痛みが出たり、息を吸っただけでしみたりすることがあります。その際には、常温に近いものを食べるようにしたり、唇を閉じて鼻呼吸を意識したりするなど、症状が出ないようにしましょう。
歯の頭の部分は折れると分かりやすいですが、根の部分が折れると症状も軽いことが多く、放置されることもあります。放っておくと最悪の場合、抜くしかなくなることもあります。ぶつけた際には万が一のため、エックス線検査で確認しましょう。“転ばぬ先の杖”ならぬ、『(歯を)なくさぬ先のエックス線』と思ってください」
(オトナンサー編集部)



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