発達に不安がある子の就学先選びに必須! 「就学相談」とは? どうやって受ける?
不安あればぜひ相談を
振り返ってみると、筆者は息子が年長の5月に就学相談の申し込みをしてから、就学先が決定するまで、4カ月ほどかかっています。
発達に何らかの特性があり、就学先に不安を感じる子どもが増えている現状から考えても、申し込んですぐに面談の日程が設定されるとは限りません。子どもの就学前に焦らないためにも、できるだけ早めに行動することが、大切だと感じました。
そして、子どもの就学先選びにおいては、就学相談以外にもやっておいた方がよいことがたくさんあります。就学相談は、発達に不安があるお子さんの就学先決定までの道のりの中で、重要なポイントであることは間違いありません。
しかし、筆者の経験上、教育委員会だけでなく、普段から子どもと接している幼稚園や保育園、療育の先生、かかりつけの病院の主治医の先生などとよく話し合っておくことも、大切だったと感じています。家以外での子どもの様子をよく知っている先生たちからの言葉は、親としてもハッとすることが多かったからです。
筆者も、就学相談で息子と2回しか会っていない教育委員会の人から、「特別支援学校が最適」と言われただけでは、なかなか納得できなかったかもしれません。しかし、その前に幼稚園や療育の先生、主治医の先生にも相談してきたからこそ、「特別支援学校」という進路に心から納得できたのです。
そして、就学相談と並行して、検討している学校には全て見学に行っておいた方がいいと思います。家からの距離感や通学路、学校の雰囲気、在籍している子どもたちの様子など、実際に行かなければ分からない情報は多いです。特に筆者は、在籍している子どもたちの様子を見ることで、自分の子の発達段階がその環境に適しているのか、授業についていけそうなのか、具体的にイメージできました。
就学相談に臨む際に、必ずしも親が意思を固めている必要はありません。しかし、先生への相談や学校見学などを経て、ある程度考えをまとめておいた方が、より建設的な話ができると思います。
最後に繰り返しますが、就学相談を受けたからといって、普通級に行けなくなるわけではありません。もし、最終的に普通級を選ぶとしても、就学前にお子さんの状態を正確に捉え、どういうサポート体制を整えていくかを検討した方がよいです。
子どもの一生を左右するかもしれない大事な就学先。納得ができる判断をするためにも、「就学相談」という機会をもっと知ってもらえたら良いなと思います。
(ライター、イラストレーター べっこうあめアマミ)
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