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コロナでイメージ変化? 「1人外食」できる人/できない人、それぞれの心理とは

「1人」を魅力に感じる心理?

Q.「1人で飲食店に入って食事ができる」と回答した人からは、その「魅力・メリット」として、次の3つが特に多く聞かれました。これらを魅力に感じる心理とは、どのようなものだと思われますか。

【(1)自分のペースで食事ができる(2)好きなものを食べやすい】

小日向さん「これらの回答をした層は食欲という生理欲求について、自分の意向を通したいという意識が強いのだと思います。そのため、仮に100パーセント、自分の意向を通せる状況(同行者に全く気を使う必要がなく、好きなタイミングで退店ができ、経済状況を気にせず好きなものを食べてOK)であれば、他者と同伴でも構わないのではないでしょうか」

【(3)会話をしなくていい】

小日向さん「こちらは『他人との関わり』という点について、先述の層とは価値観が異なっている可能性があります。『会話が必要ない』を挙げる人はおそらく、食事の場面以外でも他人とのコミュニケーションに苦手意識や嫌悪がある可能性があると思います」

Q.「1人で飲食店に入って食事ができない」と回答した人からはその理由として、「恥ずかしい」「落ち着かない(人目が気になる・緊張する)」「寂しい」の3つが特に多く聞かれました。これらの気持ちはどのような心理からでしょうか。

小日向さん「自意識の過剰さからの可能性が高いです。よほど目立つ格好や言動をしない限り、食事をしている他人に対して、人はそれほど関心を持たないのに、物事を自分に関連付けて考えてしまうのです。例えば、『隣の人の料理がおいしそう』とお皿を見ている視線を『自分を見ているのかも』と思ってしまうのです。

また、『寂しい』という回答についても、周りから、『1人で食事をしている寂しい人と思われている自分が寂しい』と、自分に関連づける癖が引き起こしている可能性が高いと思われます」

Q.飲食店に1人で入るのが苦手な人が、「1人での外食」をしてみたいと思ったら、どのような意識や行動が必要だと思われますか。

小日向さん「自意識過剰な状態を逆手に取る方法は、やってみる価値があると思います。自意識が強く働いたときのために、『でも、私はこの場にふさわしい人だから大丈夫!』という自信で相殺するのです。例えば、『おしゃれなカフェに入れない』と諦めるのではなく、自分のベストなおしゃれをして行ってみるのです。最初はそれでも、他人の目や感情が気になるかもしれませんが、そうした経験を積み重ねれば、『結局、他人は自分が思うほど他人のことを意識していない』ということが体感できます。

ただし、全てが自分の意識だけでどうにかなるということではないケースもあります。他人の目が気になり、日常生活が困難なほどになっている場合は、精神論だけでどうにかしようとせずに専門機関とつながることも大切です」

※この記事はオトナンサーとYahoo!ニュースによる共同企画で、Yahoo!ニュースが実施したアンケートの結果を活用しています。アンケートは2月10~17日、全国のYahoo! JAPANユーザーを対象に行い、1703人から有効回答を得ました。年代は30代13%、40代37%、50代以上45%が多く、男女比はほぼ2対1。職業は会社員59%が最多で、自営業9%、専業主婦(主夫)9%などでした。

(オトナンサー編集部)

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小日向るり子(こひなた・るりこ)

心理カウンセラー

カウンセリングスペース「フィールマインド」代表。出版社で働きながらボランティアで電話相談員を始めたことが、カウンセリングの世界に入るきっかけに。資格取得後、行政機関でのセクハラ相談員を経て、2012年に独立。2019年4月現在、約3500件の相談実績を持つ。メディア、ネットなどで心理・恋愛系コラムを多数執筆。フィールマインド(http://feel-mind.net/)。

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