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夫「育休中は育児だけ」、妻「家事してくれずイライラ」 ギャップ、どう埋める?

聞くだけで印象は大きく変わる

 Bさん(34歳、女性)も第1子を出産し、自宅で面倒を見ることにしました。Bさんの夫は3カ月の育児休暇を申請。Bさん夫妻は子どもを生後3カ月になってから保育園に預け、職場復帰する予定です。

「子育ては想像以上に大変で、何度も育児ノイローゼになりかけたのですが、夫が支えてくれて本当に助かりました。私が疲れた表情をしていると『自分が子どもを見ているから、寝るなり、出掛けて気分転換するなりしておいで』と言ってくれるのです。私の体調がいい日は反対に、夫に自由にしてもらって…とやりくりしていました。

家事は出産前から、『掃除、洗濯、料理』などを曜日で割り振って分担していました。一応当番制だったのですが、いわゆる“名もなき家事”も積極的にやってくれていたので、世間一般と比べると、夫はかなり家事をする方かなと思っています。出産後もこれはあまり変わりませんでしたが、先回りして、家事をいろいろやるように努力してくれました。私が何か家事をしていると『自分がやるから座っていて』と言ってくれることが多く、とてもありがたかったです。

私の体調が悪くて動けない日は夫がバリバリ働いてくれました。少し面白かったのは私が授乳をしている間、夫は『私に育児をさせて、自分だけ何もしない』という状態が落ち着かないようで、授乳が始まると、窓拭きなどの普段はあまりやらない家事を何か見つけて、あくせくとやっていました。夫は『産後の女性は大変だから、育休で在宅している間は、家事や育児の負担割合を自分が少しでも多く担うべきだ』と考えていたようです」(Bさん)

 Bさんの話を聞くと、育休中の夫が妻に高い満足度を提供するにはフットワーク軽く、まめに育児や家事で動くことがポイントのようです。育児や家事に不慣れな夫はせっかく育休を取っても、何をしていいのか分からず、まごまごすることがあるかもしれませんが、「してほしいことがあったら言って」と妻に聞くように心掛けるだけで、かなり印象が変わってくるかもしれません。

 育児は夫婦にとって大変なものです。お互いに協力し合える体制が理想ですが、特に夫の側は「育休は育児をするための休暇だ」という意識もあり、妻が担当していた家事をサポートするということまで気が回らないこともあるようです。今回、紹介したアンケート、および2人の体験談は育休中の夫の家事への関わり方を考えるヒントになるかもしれません。

(フリーライター 武藤弘樹)

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武藤弘樹(むとう・こうき)

フリーライター

早稲田大学第一文学部卒。広告代理店社員、トラック運転手、築地市場内の魚介類卸売店勤務などさまざまな職歴を重ね、現在はライターとミュージシャンとして活動。1児の父で、溺愛しすぎている飼い猫とは、ほぼ共依存の関係にあるが本来は犬派。趣味はゲームと人間観察。

geetara610@gmail.com

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