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ウェブサイトの「リンクテキスト」はなぜ青色なのか

「青」は誰にとっても見やすい

 それでは、青が持つ戦略的意味とはどのようなものでしょうか。

 花岡さんによると「赤やオレンジは強い印象を受けやすく、黄色はウェブサイトの背景色として多く使われている白に埋もれてしまいます。青には理性的なイメージと感情を整えて冷静にさせる効果があるため、クリックに導きやすい心理状態をもたらすと考えられます」。実際、マイクロソフトがBingに採用する色を検討していた際も、膨大な数の色を検証し、ユーザーが最も関心を持つ色は青であると結論づけています。

 さらには、人間の色の「識別」にも関係があります。「色覚異常を持つ人にとって、赤と緑は判別しにくいケースが多い色。しかし、青はほとんど影響を受けずに、色覚異常があっても『ほかとは異なる色』として区別しやすいのです」。青はどんな人にとっても見やすい、優れた色であると言えます。

 不特定多数のユーザーが利用するインターネット。リンクテキストの青は、より多くのユーザーへ快適さをもたらすために使用されているのです。

(オトナンサー編集部)

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花岡ふみよ(はなおか・ふみよ)

カラー&イメージコンサルタント、株式会社ラピス代表取締役、ラピスアカデミー校長

人と企業をブランディングするカラー&イメージコンサルタント歴25年。似合う色や第一印象術のイメージコンサルティング実績は1万3000人。企業の色彩戦略コンサルティングやセミナー講演、研修、執筆実績も多数。株式会社ラピス(http://www.lapis234.co.jp/)、ラピスアカデミー(http://www.lapis234.com/)、サロン・ド・ラピス(http://www.lapis234.jp/)。

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