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ラインを隠す服よりも、体型に合った服の方がやせて見えることに驚きの声「別人」「試着って大事」

体のラインを隠す服よりも体型や骨格に合った服を着た方がやせて見える――。こうした趣旨の投稿がSNS上で話題となっています。自分の体型や骨格を知り、それに合った服を見つけるにはどうしたらよいのでしょうか。

体型に合った服(左)と合っていない服の例(C)株式会社ラピス

 自分の体型や骨格に合った服を着た時の「印象」に関する投稿がSNS上で話題になっています。投稿では、1人の女性が、体のラインを隠す大きめの服を着た場合と体型や骨格に合わせた服を着た場合とを比較。その結果、体型に合った服を着ている方がやせて見えるだけでなく、洗練された印象を与えることが分かりました。これについて「すごい!別人みたい!」「柄は一緒なのにフォルムでこんなに違うとは」「いつも通販で買うけど、試着って大事だね」「ファッション雑誌も、骨格別に特集してほしい」など、さまざまなコメントが寄せられています。

 オトナンサー編集部では、自分の体型や骨格を知り、それに合った服を見つける方法について、カラー&イメージコンサルタントの花岡ふみよさんに聞きました。

同じ要素が調和する「似合うの法則」

Q.自分の体型や骨格に合った服を着た方がやせて見えるのはどうしてですか。

花岡さん「人も服も色、形、素材で成り立っています。人は心理的に『同じ要素のものが調和する』と感じやすいため、外見的特徴と身に着けるものの印象が同じだと、見た目の印象が良く、似合っていると感じます。これが『“似合う”の法則』です。顔や体の印象が曲線的な人は、身に着けるものも曲線的なものがよく似合い、直線的な人はシャープなデザインのものが似合います」

花岡さん「一方で、プロポーションが理想的でない場合のスタイルアップ術に、『錯視』による『体型カバーの法則』があります。錯視とは、見た目の錯覚という意味で、目に入る色や形(線)の影響で実際とは違って見えることです。『着やせ』のテクニックなどは、この錯視効果を活用すると成功します。白やベージュ、黄色などの薄く明るい膨張色やボーダー柄は体をふくよかに見せ、黒や紺色などの濃く暗い収縮色やストライプ柄は細く見せる効果があります」

Q.自分の体型や骨格を正しく把握する方法や、自分の体型や骨格に合った洋服を選ぶ際のポイントを教えてください。

花岡さん「似合う服を見つけるポイントは、自分の体型や顔立ち、骨格の太さ、体の質感を正しく把握することです。体型や顔型から似合う服のシルエットが、顔立ちから襟元や柄模様が、骨格の太さから素材の厚みが、体の質感から素材の固さや柔らかさがそれぞれ分かります」

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花岡ふみよ(はなおか・ふみよ)

カラー&イメージコンサルタント、株式会社ラピス代表取締役、ラピスアカデミー校長

人と企業をブランディングするカラー&イメージコンサルタント歴25年。似合う色や第一印象術のイメージコンサルティング実績は1万3000人。企業の色彩戦略コンサルティングやセミナー講演、研修、執筆実績も多数。株式会社ラピス(http://www.lapis234.co.jp/)、ラピスアカデミー(http://www.lapis234.com/)、サロン・ド・ラピス(http://www.lapis234.jp/)。

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