ストレスのはけ口に? 神戸・教師いじめ、問題の背景には何がある? 元教師の見解
再発防止には何が必要?
Q.これまで相談を受けた、あるいは見聞きした教師間のいじめを教えてください。
上條さん「教師間のいじめは、あるはずなのですが、意外と漏れ聞こえてきません。セクハラやパワハラ、女性教師への嫌がらせは、いろいろと聞こえてくるのですが。『大ごとになると困る』『自分に火の粉がかかると困る』という心理から表に出てこないのだと思います。教師の口は堅いのです。いじめられている教師も、報復を恐れて口にしないのだと思います。こうした隠蔽(いんぺい)風土は、全て刷新しないと駄目です」
Q.教師間でのいじめが起きないようにするには、どうすればよいと思いますか。
上條さん「今回の問題は、加害教師の資質の問題と、誰も何も言えない風土に原因があったと思いますが、まず、教師の負担を現状よりも軽くすべきだと思います。とにかく忙しすぎます。授業や部活の指導以外にも、対外的な書類の準備や保護者からのクレーム対応など膨大な仕事があります。午後10時や11時まで学校にいないと仕事が終わらない教師もいます。これではストレスが相当たまり、そのはけ口が何らかの形でいじめに向かってしまいます。
他にも、指導力や経験が不足している教師をサポートするシステムの充実、教師が悩みを相談できる窓口を設置する、いじめを黙認しない環境をつくることなどが必要です。特効薬はないので地道な取り組みとなるでしょう。教師の労働環境が変わらないと、教師間のいじめは今後も続くと思います」
(オトナンサー編集部)

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