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「早く食べなさい!」で早食い…親の曖昧な指示に子どもは戸惑う、具体的に伝えよう

「言い換え」を意識してみる

 曖昧でなく、はっきりと伝えるために「言い換え」を意識してみてください。例えば、子どもが友達から乱暴におもちゃを奪おうとしたとき。「お友達をたたいてはだめよ」と言っても、「たたく」ことを禁止するだけで、どうすればよいのかが具体的に伝わりません。「おもちゃが欲しいときは『貸して』と手を差し出してね」と伝えましょう。

「早くしなさい」と言いたいときは、「8時までにはご飯を食べ終えよう」と具体的な時間を伝えます。時計が読めない場合は「砂時計の砂が落ちるまでに片付けよう」や、実際にカウントダウンをしながら、「100数える間に片付けよう」と伝えるのもよいでしょう。

「言い換え」の例は、他にもあります。

・「シー、シー」「静かにしなさい」→「口を閉じて」「音量ゼロ(音量オフ)」
・「ちゃんとしなさい」→「背中を伸ばして座ろうね」
・「順番を守りなさい」→「○○君は、○○ちゃんの次だよ」「3番目だよ」

 生まれてまだ数年しかたっていない子どもは、人生経験が短い分、言葉から全てを察するのはハードルが高いのかもしれません。親は、子どもが行動しやすいように、曖昧な指示ではなく、「具体的にどうすればよいのか」を伝えましょう。親も、自身のストレスとなっている“年中無休の怒り屋”を卒業できるかもしれませんよ。

(子育て本著者・講演家 立石美津子)

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立石美津子(たていし・みつこ)

子育て本著者・講演家

20年間学習塾を経営。現在は著者・講演家として活動。著書は「1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ」「はずれ先生にあたったとき読む本」「子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方」など多数。ノンフィクション「発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年」(小児外科医・松永正訓著)のモデルにもなっている。オフィシャルブログ(http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/)。

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