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家計をお助け! ご主人の「お小遣い」を減らせる交渉術

既得権を手放さない人の攻略法

 この3つは「既得権」「情報共有」「生活習慣」とも言い換えられます。これらを一つずつ解決し、ご主人のお小遣いを「適正価格」にするにはどのような交渉をすればよいのでしょうか。

 最も交渉が難しいのは給料の1次窓口という既得権です。この既得権を奪おうとした時の抵抗は半端じゃありません。「男の付き合い」を持ち出したり、時代錯誤ながら「誰が食べさせているのか」などと的外れな感情論になったりと、交渉はなかなか進みません。そもそも、この権利を簡単に取り上げられる家であれば、お小遣いで揉めたりはしないでしょう。

 この手のご主人には情報共有、生活習慣から攻めます。情報共有に関しては、危機感をあおりましょう。「このままでは子どもに良い教育を受けさせれられない」「老後破たんする」ということを具体的な数字で示します。「お小遣いもらいすぎご主人」は見栄っ張りでプライドが高い人が多いため、「家族にそんな恥をかかせるのか」という問いが一番キツいはずです。

 ご主人自ら「家に入れるお金を増やす」「もう少し小遣いを減らす」と言わせるためにも情報共有は徹底すべきです。

小池百合子都知事のように改革断行を

 次に生活習慣ですが、年1回の健康診断で異常を指摘された時や何らかの病気になった時が交渉のタイミングです。このような時にウオーキングやマラソン、自転車など「体に良くてお金のかからない趣味」に誘導しましょう。

 あくまで「あなたの体が心配」「あなたに何かあったら」とここでも自尊心をくすぐりつつ、出費を抑える方向に導いてください。時間はかかりますが、結果的にお金がかからない趣味にハマり、さらに健康になってくれれば言うことなしです。お金を使わないようになれば、お小遣いの減額要求も通りやすくなるでしょう。

 この2つから交渉しても、効果が出ない時には既得権に踏み込むしかありません。男性からすると、これだけは手放したくない権利ですから、ものすごく抵抗するでしょうが、そもそも問題を野放しにした責任は奥様にもあります。橋下徹さんや小池百合子都知事になった気持ちで“改革”を断行しましょう。

 筆者も男性。ご主人の気持ちを理解しつつ「お小遣いもらいすぎご主人」に悩める奥様にエールを送りたいと思います。

(株式会社あおばコンサルティング代表取締役 加藤圭祐)

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

株式会社あおばコンサルティング代表取締役

外資系大手のプルデンシャル生命保険で11年間コンサルティング業務に従事。個人顧客700人、法人顧客30社を開拓。2015年4月に株式会社あおばコンサルティングを設立。インターネット上で保険情報サイト「みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp)」と、ライフプランニングやお金に関わるコラム「みかづきナビメディア(http://www.mikazuki-navi.jp/blog)」を運営。日々お客様のライフプランニングや執筆・講演活動などを精力的に行う。

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