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夫婦をやめてお金と時間を手にしたい38歳主婦、離婚に向けて行う4つの「離活」(上)

新年早々、15年間連れ添った夫と離婚したいと筆者のもとへ相談に来た、38歳専業主婦。離婚に向けて行うべき、4つの「離活」とは――。

離婚に向けて行うべき「離活」とは?
離婚に向けて行うべき「離活」とは?

 神社の拝殿で鈴を鳴らし、二礼二拍一礼の作法で頭を下げ、手を打ち、もう一度、頭を下げる。あなたは目を閉じて何を思い浮かべますか。前の1年を振り返りつつ、次の1年に思いを巡らすのではないでしょうか。特に今年は平成最後の初詣なので感慨深いはず。

 心機一転という感じで新しい目標を立て、その実現を願うのですが、遅ればせながら、「そういえば!」と気付くはず。実は去年の目標を達成していないことを。もしかすると、目標が何なのかすら思い出せないかもしれません。初詣は結局のところ、毎年同じことの繰り返しなのだから。

 今年の元旦も何かしらの目標を掲げたのでしょうが、そろそろ悟りましょう。新しく何かを始めるには今まで続けてきた何かをやめなければならないことを。残念ながら、やる気やお金、そして時間は無限ではなく有限です。いくら神頼みしたところで、社畜としてこき使われる身分は変わらないし、札束が空から降ってくるわけではありません。年末の時点で懐がカツカツ、予定がパンパン、そして、心がフラフラなのに、年明けにタスクを追加するなんて無理でしょう。

 新年の最初に決めるべきなのは「何をやめるか」ですが、私のところには新年早々、「夫婦をやめたい!」と相談しに来る人が後を絶ちません。「夫婦をやめる=離婚」という意味ですが、夫との結婚生活を「やめれば」自由になるお金、時間、そして何より、心の平和が手に入ると信じて疑わないのは、今回の相談者・武井美和子さん(38歳)。美和子さんは15年間、連れ添った夫を断捨離したいと考えていたのです。

 ところで、10年前の流行語が何だったか覚えているでしょうか。2009年の「ユーキャン流行語大賞」にノミネートされたのは離婚活動(=離活)。美和子さんが何の武器も持たず、防具も付けず、出たとこ勝負で「もううんざり! 実家に帰らせてもらうわ!!」と切り出してもケチョンケチョンにされるのがオチ。なぜなら、専業主婦15年の美和子さんと会社員20年の夫では交渉術の巧拙に雲泥の差があるのだから。

 そこで、来るべきXデー(離婚日)に向けて養育費や慰謝料、解決金や財産…妻の取り分を最大化すべく虎視眈々(たんたん)と準備を整えておくことが大事です。

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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