風邪薬を過剰摂取…「オーバードーズ」に陥るのはなぜ? 実は“誰にでもなる可能性”【薬剤師が解説】
オーバードーズを未然に防ぐ方法は?
Q.オーバードーズを未然に防ぐ方法はありますか。また、すでにオーバードーズの傾向がある場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
真部さん「うっかり同じ成分の薬を複数飲んでしまう危険性の場合は、『今これを飲んでいるのですが、これも飲んでも大丈夫ですか?』など、ぜひ薬剤師に気軽に相談してください。うっかりの場合のオーバードーズは、薬剤師に相談することで防げると思います。
しかし、意図的な場合は未然に防ぐのが難しいのが現状です。未成年が簡単に何本も同じ製品を買おうとしている場合、売らないという方法もありますが、薬局を何軒も渡り歩いて1本ずつ買われると、私たち薬剤師にはどうしようもありません。そのため、家族や周囲の人が不調を打ち明けやすい環境を整えてあげることが大切です。つらさや不安は薬ではなく、人との会話で軽減することも少なくありません。否定されずに話すことでスッキリしたり、話している間に自分の中で整理できたりすることもあります。周囲の人は話を否定せずに、まずは傾聴の姿勢で全て聞くことが大切です。
すでにオーバードーズの傾向がある場合は、1人で抱え込まずに医師や薬剤師、カウンセラーといった専門家に相談しましょう。家族や友人などの周囲の人が気付いた場合は、まずは責めたり否定したりせずに話を聞いて寄り添い、できれば一緒に医療機関を訪れるのがお勧めです。周囲も自分が何とかしなければと気負い過ぎずに、第三者や専門家に助けを求めましょう。意識障害や嘔吐(おうと)、呼吸異常などが生じている場合は迷わず救急車を呼ぶか、すぐに受診してください。
薬は安心材料になりますが、頼り過ぎると心も体も追いつかなくなります。そのため、薬のみで心の状態を治すことは難しいです。カウンセリングと薬を組み合わせるのがベストなのではないでしょうか。困ったときは、薬よりもまずは人を頼っていただければと思っています。
なお、『○○を飲んだら楽になった』などのSNSの投稿を真に受けないことも大切です。SNSの投稿には『楽になったけれど、その後にこのような副作用があって体を壊してしまった』といったマイナスの内容までは書いていないかもしれません。都合の良い部分だけ信じてしまわないように注意しましょう」
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オーバードーズには、さまざまなリスクがあることが分かりました。意図的に大量の薬を飲むケースだけでなく、誤って決められた量以上の薬を飲んでしまうケースもあるとのことなので、オーバードーズをしてしまう可能性は誰にでもあると言えます。薬を飲む際は、風邪薬と解熱鎮痛剤のように、含まれている成分が同じ薬同士を飲まないように気を付けることが大切です。
(オトナンサー編集部)












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