高樹沙耶容疑者は何を誤ってしまったのか…人生設計のプロが「行動」から読み解く
「やるべきこと」は「やらないこと」と言い換えられる
FPの仕事は、「やりたいこと」を実現するために「お金の計画」を立て、「今やるべきこと」に落とす作業と説明しましたが、この「やるべきこと」は、「やらないこと」とも言い換えられます。
たとえば「毎月◯◯万円貯金する」といったことは「無駄使いをしない」とも言えますし、「老後も働けるように資格を取る」は「勉強するためにテレビ、ネットを我慢する」とも言い換え可能です。
では高樹沙耶さんの「やりたいこと」が大麻解禁だったとしたら、そこに向けて今やるべきこと、つまり「やらないこと」は何だったのでしょうか。
正解は「日本で大麻を吸わない」ということです。犯罪者には説得力がないからです。どうしても吸いたいなら、大麻が合法化されている国に行くべきで、その体験を基に国内で啓蒙活動を行えばよいのです。どこまで賛同されるかは別として、その行動自体は個人の自由でしょう。他人がとやかく言うことではありません。
FPから見ると、彼女は「やりたいこと」が明確になっていて行動力もある。ここまでは素晴らしい。しかし日々の我慢ができない。「毎月の給料は使い切るけど、将来は大富豪のような生活を送りたい」と相談しているようなものです。
せっかくの才能と行動力ですから、今後は正しい方向に使うことを願うばかりです。
(株式会社あおばコンサルティング代表取締役 加藤圭祐)

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