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高樹沙耶容疑者は何を誤ってしまったのか…人生設計のプロが「行動」から読み解く

日本中に衝撃が走った、高樹沙耶容疑者の大麻取締法違反事件。ファイナンシャルプランナー(FP)として長年、さまざまな人の相談に乗ってきた筆者が、高樹容疑者の「誤った行動」について考えます。

高樹沙耶容疑者をファイナンシャルプランナーの視点で見ると…

 日本中が思わず「やっぱりか」と口にしてしまったような、元女優・高樹沙耶容疑者の大麻取締法違反(所持)事件――。

 筆者はこれまで、ファイナンシャルプランナー(FP)の立場から、数多くの人の相談に乗ってきましたが、今回はFPの観点で、高樹容疑者の「評価すべき点」と「誤った点」について考えたいと思います。

ファイナンシャルプランニングは人生の設計図作り

 FPというと、いつもお金の話をしている印象があるかもしれませんが、実はそうでもありません。もちろん、お金も重要なファクターの一つではありますが、より大切なことは「何をしたいのか」を明確にすることです。

 たとえば「老後の生活が心配」と漠然と考えるよりも、

・生活費にはある程度の余裕が欲しい
・老後は年に2回、世界遺産を見る旅に出たい
・車は5年に1回程度は新車に買い替えたい

 などと、より具体的な生活をイメージし、そこにお金という裏付けを与えていきます。まず目標を決め、そこから逆算して、「毎月いくら貯金する」「63歳まで働く」など「今やるべきこと」を決めていくわけです。

 これは企業における中・長期経営計画策定と似ています。FPの目的はあくまで、「やりたいこと」を定義することであり、お金はそのための手段に過ぎません。

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

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