メールアドレスに「love」を使っている女性は離婚しやすい(上)
「happy」のアドレスで離婚のやり取り
【2位】「happy」
「be-happy.4c@****.ne.jp」「happy8moon@****.co.jp」「ka8.happy-everyday@****.or.jp」など321件
<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は現在)>
夫:片桐正己(36歳)→会社員(年収680万円)
妻:片桐幸恵(36歳)→専業主婦
妻のメールアドレス:happy.smile.yuki@****.com
「きっと旦那はお母さんと計画を練っていたんですよ! 許せません!!」
そんなふうに声を荒げるのは片桐幸恵さん。幸恵さんは先月、夫から唐突に離婚を切り出されたようで、激しく動揺していました。夫の仕事は食品メーカーの営業職。たまたま出張先が出身地の近くだったので、実家で寝泊まりしていました。そして出張が終わって帰宅する直前のタイミングで「離婚宣言」に踏み切ったのです。「気持ちがなくなった。お前との仲に疲れて、心も体もボロボロだ。家事も気に入らない!」と。
そんなふうに、幸恵さんは夫からボロクソに言われたのですが、よくよく幸恵さんの話を聞いてみると、突然ではなく必然だということが分かってきました。一例を挙げると…。
「片付けが苦手だって言っても程があるだろ?!」
そんなふうに夫が文句を垂れるので、幸恵さんも最初のうちは自分なりに改善してみたそうですが、夫は幸恵さんの努力を認めずに「母とフランクに付き合ってくれた方が僕も楽だよ」「家にいるんだったら外で働いてくれよ」と別の文句を畳みかけてきたのです。幸恵さんは夫に合わせるのが馬鹿馬鹿しくなり、途中から夫のことを無視するようになったのです。
「そんなのは納得できないよ。早く戻ってきてほしい!」
幸恵さんは懇願したのですが、夫は出張で1週間分の着替えを持ち出しており、実家にはまだ夫の部屋が残されているので、しばらくの間、住みつくことも可能です。このまま自宅に戻らず、「別居」という既成事実を作った上で離婚を成立させる魂胆なのでしょう。専業主婦の幸恵さんにとっては夫の給料が生命線。そのため、夫が出張を隠れみのにして別居状態を作り、離婚を切り出してきたにもかかわらず、「生活費を入れて!」と頭を下げなければならないのは、幸恵さんの方なのです。
幸恵さんのメールアドレスには「happy」が含まれていますが、離婚の拒否、生活費の請求、そして人格の攻撃…「happy」のアドレスで送受信するのは「幸せ」とは正反対の内容。「unhappy」の連続は、ただでさえ夫の急変にショックを隠せない幸恵さんの心労を倍増させたのです。
幸恵さんは「幸せ」をかなえるべく夫と一緒になったのに、もはや、離婚は時間の問題。百歩譲って離婚届に署名したところで今後の生活をどうするのか…夫の住居、給料、そして「妻の地位」を失って幸恵さんの人生はお先真っ暗。「不幸せ」に転落したのですが、メールアドレスに「happy」を入れれば、それで満足なのでしょうか。「happy」のメールアドレスの持ち主が「幸せ」を手に入れるために、最大限の努力をしているとは限らない典型例です。
(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)


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