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メールアドレスに「love」を使っている女性は離婚しやすい(上)

結婚生活は「love」とは正反対の日々

【1位】「love」

「love_you_nonchan@****.com」「lovelove_80kitty@****.co.jp」「mickey777.love@****.or.jp」など686件

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は現在)>
夫:小泉銀次(36歳)→会社員(年収480万円)
妻:小泉愛花(31歳)→専業主婦
長女:小泉心寧(7歳)
次女:小泉心音(4歳)
長男:小泉陽太(1歳)
妻のメールアドレス:aito.love.1988@****.ne.jp

「今まで我慢してきましたが、これ以上は無理です! 主人といるのが苦痛なんです。離婚することは子どもたちも賛成しています!」

 そんなふうに、不安な胸の内を吐露してくれたのは小泉愛花さん。愛花さんには、7歳、4歳、1歳の子どもがいるのですが、夫と夫の母(義母)は一蓮托生。本来は夫婦の間を取り持つべき義母が、あろうことか、夫と一緒になって嫁(愛花さん)をいじめたそうです。愛花さんいわく、子どもたちの目の前で「嫌い、汚らわしい!」と軽蔑されたのが、一番ショックだったそう。ストレスが原因で円形脱毛の症状が現れたそうで、診療内科に通い続ける日。

 そんな愛花さんの堪忍袋の緒が切れたのは、夫の脱サラでした。夫は愛花さんへの相談なしに駅前に花屋を開店しようと動いており、すでに物件を契約したり、アルバイトを雇ったりしていたのです。愛花さんが一番許せなかったのは、夫が夫婦の貯金だけでなく、子どもの貯金を無断で引き出し、お店の什器を購入していたことでした。

「もう吹っ切れました! あいつに子どもたちの父親面をさせるのは無理だって!! 直接話すのはちょっと怖かったんですが、言ってやったんです。『実家に帰らせてもらいます!』って」

 愛花さんが、現在のアドレスを登録したのがいつなのか分かりませんが、「愛したい」「愛されたい」という気持ちが強いからこそ、わざわざメールアドレスに「love」の4文字を入れたのでしょう。愛花さんのような女性が結婚に憧れるのは、当然といえば当然。なぜなら、最愛の彼氏が結婚式で「永遠の愛」を誓ってくれるのだから。しかし、実際の結婚生活は愛花さんが夢見たもの、「love」があふれる日々とは正反対でした。なぜなら、夫や義母の言葉や態度、雰囲気に「love」は感じられなかったのだから。

 一日中、握りしめている、スマートフォンに表示される「love」のメールアドレスと、「love」のかけらもない憎悪に満ちた実生活。そんな理想と現実の間で愛花さんは精神的に追い込まれていったようです。

 愛花さんは長い間、抗うつ剤を手放せず、円形脱毛という目に見える症状が現れていたのだから、夫の脱サラ計画を待たずに、もっと早く離婚を切り出した方がよかったかもしれません。しかし、「love」を大事にする愛花さんは「人には愛をもって接しないといけない」という思い込みに囚われて、夫を見切るのが遅くなってしまったのでしょう。そのせいで、愛花さんは余計に傷つくことを余儀なくされたのですが、離婚後はかわいい息子、娘さんと愛のある生活を送ってほしいものです。

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

行政書士(露木行政書士事務所代表)

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

注)離婚手続きに関して、個別事情を踏まえた離婚手続きや離婚条件に関する法的観点からの助言が必要な場合は弁護士に依頼してください。

各都道府県の弁護士会
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/bar_association/whole_country.html

法テラス
https://www.houterasu.or.jp/

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