風邪症状で耳が痛い…「中耳炎」疑って 難聴になるケースも 耳鼻科医に聞く治療法
中耳炎を防ぐには?
Q.中耳炎をできるだけ防ぐには、どのような対策が有効なのでしょうか。
鷲尾さん「中耳炎になるリスクを下げるためには、常に鼻の状態を良くしておくことが大切です。普段から鼻の調子が悪い場合、まずは普段の鼻の治療が必要です。例えば、アレルギー性鼻炎や副鼻腔(びくう)炎などがあれば、耳鼻科を受診して適切な治療を受けましょう。
風邪をひいてしまったときは、耳に影響が出ないようにゆっくりと軽く鼻をかむようにしてください。鼻のかみ方が悪いと中耳炎を引き起こしてしまう場合があります」
Q.ちなみに、中耳炎と外耳炎は何が違うのでしょうか。両者を見分ける目安について、教えてください。
鷲尾さん「中耳炎と外耳炎は、炎症が起こっている部位に違いがあります。耳は外側から鼓膜までの外耳、鼓膜の内側にある中耳、さらに奥の聞こえの神経などがある内耳と3つに分かれています。中耳炎は中耳の炎症、外耳炎は外耳の炎症という意味です。
つまり、鼓膜の外側に炎症が起これば外耳炎、鼓膜より内側に炎症が起これば中耳炎ということです。外耳炎と中耳炎を併発することもあります。
中耳炎と外耳炎の簡単な見分け方ですが、耳を引っ張ってみて痛みが強くなれば外耳炎、痛みが変わらなければ中耳炎を疑います。中耳は鼓膜の内側なので外側とつながっていません。中耳炎で痛いときは耳を引っ張らなくても痛いですし、引っ張っても痛いです。
外耳炎の場合は引っ張ることで刺激が増すため、痛みが強くなる、または痛くなるということになります。また、中耳炎は聞こえに影響が出ることが多い一方、外耳炎は完全に外耳道(耳の穴)をふさいでしまうぐらい腫れなければ、聞こえには影響しません」
(オトナンサー編集部)



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