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口臭で「スメハラ」リスク増 “臭い”の正体&対策を歯科医師が解説

舌の汚れを落とすと食べ物をおいしく感じるように

Q.口臭対策として舌の表面の汚れを落とすと、飲食物の摂取の際にどのようなメリットがあるのでしょうか。

宮本さん「まず、食べ物をおいしく食べられるようになります。舌の表面には味蕾(みらい)という細胞があり、ここで甘みや塩味、酸味、苦みという4つの基本味覚のほか、うま味や脂肪味を感じ取っています。味蕾はいわば食べ物の味を感じるセンサーというわけです。

先述のように、口臭を防ぐ一番の対処法は舌の表面の汚れを落とすことです。口臭がある状態の表面が汚れた舌は、食べ物の味がセンサーに届きにくく、味覚が鈍った状態です。つまり、口臭がなくなれば、いつもの食事が今まで以上においしく感じられるようになります。

さらに食事を食べ過ぎなくなるというメリットもあります。味覚が鈍っていると、味の濃いものを好みがちですが、そうしたものには塩分や糖分、脂肪分が多く含まれる傾向があり、カロリーも高いのが特徴です。

また、味で満足できないため、必要以上に食べてしまう傾向もあります。実際、肥満の人は味覚が鈍感であるという研究結果も報告されています。口臭をなくすことで、おいしく食事ができて、カロリーオーバーも防ぐことができるというわけです」

(オトナンサー編集部)

【画像】意外に知らない? これが「口臭」に有効な対処法です

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宮本日出(みやもと・ひずる)

歯科医師、歯学博士

1965年、金沢市生まれ。愛知学院大学歯学部を卒業後、石川県立中央病院、豪アデレード大学、明海大学を経て、2007年、埼玉県志木市で幸町歯科口腔外科医院を開業し、現在に至る。2015年から、埼玉医科大学麻酔科非常勤講師。2017年、立教大学大学院でMBA取得。金沢大学医学部で感染制御学を研究したこともあり、「えっ!? まだ始めていないんですか? お口からの感染予防」(ギャラクシーブックス)など多数の臨床関連著書のほか、「サンタはなぜ配達料をとらないのか?」(VOICE)など仕事論の著作も執筆。

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