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毎食後に歯磨きをしても“虫歯”になる…なぜ? 原因&対策を歯科医師に聞く

高齢者の虫歯が激増

Q.ちなみに、高齢者は虫歯になりやすいのでしょうか。

宮本さん「80歳で自分の歯を20本残すキャンペーンである『8020運動』や高齢者社会の影響で、年を取っても歯が多く残る高齢者が増えるようになりました。

一方で、高齢者の虫歯が激増しています。高齢者の場合、年齢や歯周病の影響で歯茎が下がり、今まで隠れていた歯の根の部分が口の中に露出して、その部分が虫歯になってしまうからです。これを『大人虫歯(根面虫歯)』といいますが、歯の根は象牙質でできていて、エナメル質よりも虫歯菌に対する抵抗力がすごく低いのが特徴です。

そのため、S.ミュータンスだけでなく、その他の虫歯菌の酸で簡単に溶けてしまいますし、ブドウ糖や果糖、麦芽糖など、ショ糖以外の糖も菌の栄養源になります。

また歯の根が弱くなるため、歯が根元から折れることが多いのもこの虫歯の特徴の一つです。歯が根元から折れてしまうと、治療で直すことが難しいことも少なくなく、最悪の場合、歯を抜かなければならなくなるケースもあります。自分で見つけることが難しい面もあるため、お口の健康には定期的に歯科検診を受けることが大切ですね。

虫歯対策には、『食べたら歯を磨く』『間食は時間を決める』『フッ化物配合の歯磨き粉とうがい薬を使う』『定期的に歯科検診を受ける』の4つが基本となります」

(オトナンサー編集部)

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宮本日出(みやもと・ひずる)

歯科医師、歯学博士

1965年、金沢市生まれ。愛知学院大学歯学部を卒業後、石川県立中央病院、豪アデレード大学、明海大学を経て、2007年、埼玉県志木市で幸町歯科口腔外科医院を開業し、現在に至る。2015年から、埼玉医科大学麻酔科非常勤講師。2017年、立教大学大学院でMBA取得。金沢大学医学部で感染制御学を研究したこともあり、「えっ!? まだ始めていないんですか? お口からの感染予防」(ギャラクシーブックス)など多数の臨床関連著書のほか、「サンタはなぜ配達料をとらないのか?」(VOICE)など仕事論の著作も執筆。

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