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婚活サイトで出会った男に見放された36歳女性、LINEだけで「復縁」に成功した方法(上)

結婚を決めてしまいたい焦り

 彼の部屋で行われたこと…酩酊状態の女性に性交渉を強要するのは、客観的に見れば許されることではありません。当日の件は性犯罪、彼は性犯罪者だと揶揄(やゆ)されても仕方がないですし、警察に通報されても、慰謝料の裁判を起こされてもおかしくない案件なので(2人が交際中の恋人かどうかはさておき)、今後一切、連絡を取り合わないのは当然でしょう。

 しかし、主観的に見れば違法性はどこかに消え去ります。綾香さんは当時の心境をこのように振り返ります。

「私も決して若くありません。次があるかどうか分かりません。できれば今回で(結婚を)決めてしまいたいと焦っていました」

 綾香さんとしては、最後の一線を越えて心だけでなく体も結びつき、2人の関係が揺るぎないものになれば、もう大丈夫。彼は自分と結婚してくれると思い込んでいたのですが、一方で綾香さんは体を許したことで安心しきってしまったのでしょうか。

 その日を境に「素の自分」が出てしまったようで…例えば、彼の仕事が忙しく、なかなか綾香さんと会う時間を取れずにいると「私と仕事、どっちが大事なの!」と詰め寄って彼を困らせるのは日常茶飯事。

 さらに、綾香さんは四六時中LINEで他愛もない話を送るのですが、彼が既読にしたのに返事をしないでいると「こんなんじゃ続かないよ。別れたいの?」と気を引こうとしたり、揚げ句の果てに彼の部屋からスマホを盗み出し、LINEの場面をスクリーンショットして「この女は誰?」と浮気を疑ったり…。

 最初のうち、彼は「俺は24時間中18時間は仕事をしているから迷惑だ」「1日に10回もLINEを流してくるなんて頭がおかしいじゃないか」とキレ気味に返事してきたのですが、綾香さんのやりたい放題に振り回され、彼も我慢の限界を超えてしまったようです。最終的には、綾香さんが彼へ送ったLINEが既読に切り替わることはなかったのです。綾香さんが私のところへ相談しに来たのはそんな矢先。

「私はショックのあまり、ご飯が食べられなくなり、夜も眠れなくなりました。すごく傷つき、薬の量も増えてしまいました。こんなに私を追い込んだ彼のことを絶対に許しません!」

※「下」に続く

(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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