オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

婚活サイトで出会った男に見放された36歳女性、LINEだけで「復縁」に成功した方法(上)

ストーカー癖のため彼に愛想を尽かされ、結婚のチャンスを失いかけたアラフォー女性。「交際の有無」「性交渉の同意の有無」「拒否の有無」「抵抗の有無」の4つを使って、無事「復縁」に成功しました。

女性が復縁に成功した方法とは?
女性が復縁に成功した方法とは?

 女心はもちろん、男心だって秋の空。夏の蜜月も秋になれば、一寸先は闇。たった一つ季節が進んだだけなのに、人の心は移ろいやすいと思いませんか。

 例えば、せっかく手に入れた彼だから、良かれと思ってLINEは即返信するし、三歩下がって健気な女を演じるし、初デートでも体を許すし…そんなふうに一生懸命に尽くしてきたのが裏目に出てしまい、「重い女」と思われたのでしょうか。

「今は仕事が忙しい」という彼の口癖が彼女のストーカー癖を触発してしまい…例えば、彼からのLINEの返事が翌日になると「こんなんじゃ続かないよ。別れたいの?」とヒステリックに詰め寄ったり、次のデートがなかなか決まらないと「私と仕事、どっちが大事なの!」と無理な二択を迫ったり、彼のスマホを盗み見て「この女は誰」と浮気を疑ったり…彼女の「束縛」に嫌気が差したのでしょう。

 突然、LINEは既読スルー状態に。ようやく彼女は、彼から嫌がられ、愛想を尽かされて、遠ざけられたことに気付いたのですが後の祭りです。しかし、「次」がないアラフォー女子にとって彼氏を失うのは死活問題。このまま白黒をつけずにフェイドアウトしそうな彼を「もう一度だけチャンスを!」と泣き落とし、LINEを復活させ、つなぎ止めるには、どうしたらよいでしょうか。

 今回紹介するのは「交際の有無」「性交渉の同意の有無」「拒否の有無」「抵抗の有無」という4つをうまく使って復縁を実現する方法です。

 ところで昨年、改正された刑法が施行されたのですが、具体的には、強姦罪(改正後は「強制性交等罪」)の法定刑の下限が懲役3年から5年に引き上がっただけでなく、今まで被害者本人の告訴が必要でしたが(=親告罪)、今後は告訴がなくても起訴できるようになりました。

 今回の刑法厳罰化にうまく便乗すれば、今まで以上に目的を達成しやすくなるし、昨今のニュースで連呼される「男は疑われた時点で人生終了」という一罰百戒の風潮や「疑わしき男は罰する」という、男尊女卑ならぬ「女尊男卑」の傾向も追い風になるでしょう。「逃げの一手」の彼を追いかけ、よりを戻し、交際を続ける具体的なやり方について稲本綾香さん(36歳)のケースを元に見ていきましょう。

1 2 3

露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

行政書士(露木行政書士事務所代表)

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

注)離婚手続きに関して、個別事情を踏まえた離婚手続きや離婚条件に関する法的観点からの助言が必要な場合は弁護士に依頼してください。

各都道府県の弁護士会
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/bar_association/whole_country.html

法テラス
https://www.houterasu.or.jp/

コメント