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【夫婦と年金】共働き世帯と専業主婦世帯、将来もらえる年金はどれくらい違う?

「共働き世帯が有利」は単純過ぎる?

 それでは、もらえる年金額が大きい共働き世帯の方が専業主婦世帯よりも“有利”かと言えば、話はそれほど単純ではないようです。

 中尾さんは「これはあくまでモデルケースを基にした計算です」と前置きしつつ「老後の生活を見据えた場合の年金受給額という点では、共働きはゆとりある老後を過ごすための選択肢の1つと言えるでしょう」と話します。

 ただし中尾さんによると、共働き世帯は毎月の固定支出額も多いため、資金不足に陥るケースがあるそう。一方の専業主婦世帯は年金受給額が少ないため、計画的な老後資金作りが必要になるといいます。

 中尾さんは「共働き世帯と専業主婦世帯のいずれにせよ、年金受給開始年齢の将来的な引き上げなどさまざまなリスクがあるため、現役世代のうちから可能な限り計画的な準備をしておくことが必要です」とアドバイスしています。

 次回テーマはそれぞれの世帯が支払う年金保険料です。

(オトナンサー編集部)

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中尾剛(なかお・たけし)

ファイナンシャルプランナー(AFP)

1983年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、2006年大阪ガス入社。営業、企画マーケティング部門でガス機器の製造からプロモーション、販売施策立案、施工・メンテ連携など幅広い業務に携わる。2015年3月に外資系大手生保のコンサルタントに転じ、個人顧客のライフプランニングや相続対策、不動産売買など、さまざまな重要ライフイベントのサポートに従事。また、経営者向けに、事業承継や活動計画立案、従業員育成などの支援を行う。月に2回程度、税理士や行政書士、弁護士らと連携した「相続セミナー」を大阪や名古屋で開催。経営理念は「関わるすべての方が幸せになるお手伝いをする~一燈照隅~」。

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