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香水やアロマ、芳香剤はペットにNG? 獣医師に聞く「注意すべき使用例」

ペットの近くで使ってしまったら?

Q.ペットと暮らす家庭における、特に注意すべき製品や使用例とは。

増田さん「人間が『強いにおい』と感じるものは、動物の場合でも同様か、それ以上に感じられるケースがあります。そのため、消臭剤や芳香剤などを必要以上に使用しないのは、対策の一つとなり得るでしょう。

これらの製品を直接動物にスプレーすると、健康被害につながる恐れがあるため、動物に対して安全性が確立されているものを選んで使用しましょう。また、同じ化学物質に長期間触れていると、あるとき、急に過敏反応が出るケースもあります。基本的には、できるだけにおいに頼らない快適な空間をつくることをお勧めします」

Q.もし動物(ペット)の近くでアロマ・香水などを使用してしまった場合、どのような対処が必要ですか。

増田さん「ペットが不調を来している場合、かかりつけの獣医師にご相談ください。不調の原因がにおいによるものか判断できないケースがありますが、普段生活している環境や食事内容とあわせて、使用している芳香剤や香水、柔軟剤など、においに関するものについてもチェックしておくとよいでしょう。

化学物質過敏症については不明点も多いのですが、不調の原因となり得るものを環境中から取り除くことが原則なので、使用中のにおいに関する製品の見直しを行ったり、使用を中止したりすることで、不調が改善することがあります。いずれにしても“様子を見過ぎない”ように注意してください」

Q.「香水NG」などの注意喚起をする動物園やペットショップもあるようですが、まだまだ香りの強い製品の危険性は知られていないようです。

増田さん「『アロマが全て悪』というわけではありませんが、アロマテラピーに関して相応の知識を持ち、使い方や量を検討しなければいけません。一例として、動物に関するアロマテラピーについて勉強できる団体もあります。いずれにせよ、『におい物質=化学物質』でもあるため、人間と同様に、過剰な接触や体質によって動物にも体調不良が出るリスクがあることを知っていただければと思います」

(オトナンサー編集部)

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増田国充(ますだ・くにみつ)

獣医師

北里大学卒業。愛知、静岡県内で勤務後、2007年にますだ動物クリニックを開院。一般診療のほか、専門診療科として鍼灸や漢方をはじめとした東洋医療を行っている。国際中獣医学院日本校事務局長兼中国本校認定講師、中国伝統獣医学国際培訓研究センター客員研究員、日本ペット中医学研究会学術委員、AHIOアニマルハーブボール国際協会顧問、専門学校ルネサンス・ペット・アカデミー非常勤講師。ますだ動物クリニック(http://www.masuda-ac.jp)。

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