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ドイツに行った日本人「毎日イモでつらい」、日本在住ドイツ人「毎日違う料理で疲れる」 日独の食文化は真逆?

野菜の種類が多く、調味料豊富な和食

Q.日本の食事はバリエーションを重視しすぎなのでしょうか。

さわけんさん「バリエーションが重視されているわけではなく、さまざまな料理が選択可能な状況だと思います。日本の1食が『ご飯+メイン+小鉢2種+汁』だとすると、ドイツの1食は『パン+メイン+サラダ的な前菜++スープ』で数としてはそれほど変わりません。しかし、ドイツはイモが必須で味付けが塩コショウなのに対し、和食は野菜の種類が豊富なほか、メインのおかずに『甘』『辛』の調味料、小鉢にポン酢、汁にみそなど味付けする調味料が豊富です。つまり、同じような味の素材でもまったく違う料理として楽しむことができ、バラエティー豊富な感じがあります。また、日本の食卓にはさまざまな国の料理が出てきます。元々日本料理があり、その後、西洋料理が洋食として定着、そして旅行や駐在を通して東南アジアなどの料理に触れる機会が増え、お店も増えます。スーパーなどには、簡単にできる『素』やキットが販売され、レシピが流通する結果、料理のバラエティーが豊富になるわけです。ドイツなど欧州諸国では、自国以外の料理といえば支配地域だった国の料理か中華料理くらいで、家庭料理としての広がりは見られません」

Q.健康に良いのは日本の食文化でしょうか。

さわけんさん「定義にもよりますが、一般的にはバランス良く何でも食べて、過食はせず、適度に運動することが健康に良いとされています。そうすると、さまざまな選択が可能な日本の場合、選び方次第では健康にも不健康にもなり得ます。全体としては、選択肢の多い日本パターンの方がよいかもしれませんが、塩分濃度が高い点は要注意ですね」

(オトナンサー編集部)

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さわけん(さわけん)

キッチンまわり評論家

1968年兵庫県生まれ。本名は澤田健児。辻調理師専門学校フランス校を卒業し辻調グループで11年間、西洋料理を教える。フランスの二つ星(当時)「ムーランドムージャン」などに勤務経験のある本格派。その後、イタリアンカフェのシェフを経て料理研究家に転身し世界の料理を研究。料理を科学的・理論的に分析し、難しいコツや切り方を簡単な方法に置き換え、なおかつ本物に迫る味になるレシピ「沢田けんじのリプレシピ」を展開中。2010年から「キッチンまわり評論家」として毎月30~50品の食品や調味料を実食検証し、キッチングッズなども頻繁に検証する。コストコ、カルディ、無印良品、成城石井などのPBに精通。関西弁でのぶっちゃけトークが各地の講習会で人気だ。http://www.sawakens.com/

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