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ドイツの東横INNが「全くドイツにいる気がしない」と話題に! その狙いを聞いてみた

東横INNの独フランクフルトの店舗が「全くドイツにいる気がしない」と、SNS上を中心に話題となりました。実は、日本と変わらない部屋や食事、雰囲気作りは全ての海外店舗に共通のもの。そこには、どのような意図が込められているのでしょうか。

「フランクフルト中央駅前」のベッドルーム

 日本全国の主要都市、それも「駅前」にあり、リーズナブルな価格で宿泊できることでおなじみのホテルチェーン「東横INN」。国内で利用した経験のある人も多いはずですが、実は海外にも多くの店舗が出店していることは、あまり知られていないかもしれません。韓国のソウルや釜山、フィリピンのセブ、カンボジアのプノンペン、そしてドイツのフランクフルトです。

 その「東横INNフランクフルト中央駅前」が先日、SNS上で大きな話題となり、ニュースでも大々的に報じられました。その理由は「全くドイツにいる気がしない」というもの。ある利用者がベッドルームやバスルーム、朝食の写真をツイッター上に投稿したところ、「ドイツでもそのフォーマットは崩さないのか」「日本のビジホそのものだな」「自宅のような安心感しかない」などの声とともに、たちまち反響を呼んだのです。

「フランクフルト中央駅前」をはじめとする海外店舗は、どのような考え方や戦略の上に設計されているのか、東横インの広報担当者に聞きました。

「第二のわが家」というコンセプト

 まず「フランクフルト中央駅前」のベッドルームですが、面積は日本の店舗とほぼ同じ。たとえば、東横INNでスタンダードなシングルルームは12.57平方メートルで、シャワートイレやバスタブ、レインシャワー、エアコンが完備されています。アメニティーについては、日本で無料のカミソリや歯ブラシがドイツでは有料、そして、日本ではシャンプーとコンディショナー、ボディーソープが別個に用意されていますが、ドイツではこれら3つの役割を兼ねたボトルが1本あるだけ。また、日本にあるスリッパやナイトウエアがドイツにはない、などの違いがありますが「インテリアを含めて、基本的な雰囲気は日本と変わりません」(担当者)。

 東横INNといえば朝食サービスが付くことで知られますが、朝食はドイツの方が日本よりもメニューが充実しており、パンの種類は本場らしく5種類ほどで白米やみそ汁、卵料理、サラダ、ソーセージ、ハム、チーズ、シリアル、スープ、ミルク、コーヒーなども。利用者からは「朝食がよい」との意見がたくさん寄せられるそうです。館内では、しゃぶしゃぶ(有料)も食べることができます。なお、スタッフは基本的に現地採用で、中には日本語を話せるスタッフもいるのだとか。

 担当者によると「全くその国にいる気がしない」のはドイツに限った話ではなく、韓国やフィリピン、カンボジアも大小の差こそあれ、基本的には日本国内と変わらないホテルづくりが実践されているといいます。その背景についてこう話します。

「東横INNのコンセプトとして『第二のわが家』というものがあります。客室を規格化することで、日本でも海外でも一度ご宿泊いただければ、その後どこにご宿泊いただいても変わらない『安心感』が生まれると考えています。また、たとえばカップ一つを取っても、同じものを大量に作ることでコスト低下を実現できます。つまり、海外も国内と同じにすることで安く、安心して利用してもらえるものと考えているのです。海外でも、日本と同じ『おもてなしの心』を感じ取っていただけたら、うれしいですね」

「東横INNフランクフルト中央駅前」では12月31日までの期間限定で、シングル1泊が39ユーロ(通常は48ユーロ)になるキャンペーンを実施中。また、来春には欧州で2番目となる「東横INNマルセイユ」(フランス)がオープン予定で、その後も積極的に海外出店を進める方針とのことです。

(オトナンサー編集部)

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