日経平均反発2万220円30銭、ドル/円の動きを好感
6月29日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比89円89銭高の2万220円30銭で取引を終えました。
6月29日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比89円89銭高の2万220円30銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、外国為替市場でドル/円が1ドル=112円台で落ち着いていることや前日の米株高を好感。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計でガソリン在庫が減少し、WTI原油先物が続伸したことで、エネルギー関連株にプラスとなりました。
東証1部33業種中、鉄鋼、その他製品など29業種が上昇、一方、ゴム製品、繊維製品など4業種は下落しました。個別銘柄では、日東電工、日立建機が買われ、東芝、クラレは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比9.70ポイント高の1624.07。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=112円20銭台で推移しています。
金融緩和維持は円安要因
根岸さんは先行きについて、各国の経済指標と金融政策の行方に注目します。
欧州中央銀行(ECB)フォーラムでは、ドラギ総裁をはじめ英国やカナダの中銀総裁からタカ派的な見解が示されました。米連邦準備制度理事会(FRB)に続いて、ほかの中銀が出口戦略へシフトする中、日銀が金融緩和を維持すれば円安要因となりえます。
(オトナンサー編集部)
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