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難しい「ROA」「ROE」「PER」を小出恵介でわかりやすく解説!

ROE「10%」の大台から一歩後退

 次にROEですが、これは純利益を自己資本で割ったものです。

 自己資本について補足すると、既出の総資本は「企業の総力」ですが、これには借金も含まれています。銀行から借りたお金だけでなく、来月には支払いに使うお金なども手元にあるため、総資本になってしまうのです。

 家庭で言えば、貯金が100万円あっても、来月出席する結婚式のご祝儀と住宅ローンのボーナス返済で合計30万円出ていくことが分かっていれば、使えるのは70万円しかありません。この場合、総資本は100万円、自己資本が70万円ということになります。自己資本とはあくまで「実質的に使えるお金(資産)」のことなのです。

 純利益÷自己資本がROEであり、その企業の“真の資産”を使って、どれくらいの利益を稼いだかを表します。アミューズの場合、前期のROEは8.82%となっており、純利益が2億円減ると7.7%前後、つまり約1%減ることになりそうです。

 このROEは、外国人投資家がその企業を判断する際に重視する項目の一つであり、一般に10%以上の会社が好まれる傾向にあります。その点、アミューズは10%の大台へあと少しのところを、一歩後退することになります。小出さんの影響は大きいと言わざるをえないでしょう。

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

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