難しい「ROA」「ROE」「PER」を小出恵介でわかりやすく解説!
俳優の小出恵介さんが未成年との淫行で無期限休業処分を受けた一件。出演ドラマなどが放映中止となり、その賠償額は数億円に上るようです。今回は、このお金を所属事務所の「出費」と捉え「ROA」「ROE」などの指標をわかりやすく解説します。
未成年との淫行で無期限休業となり、出演していたドラマや映画、CMなど多数が放映・公開中止となった俳優の小出恵介さん。社会的な評判の低下だけでなく、その賠償額は3億円とも4億円とも言われています。
上場企業であるアミューズ
このようなタレントの不祥事の場合、問題を起こした本人はもちろん、所属事務所もその責任を負うことになります。一般的には、事務所とタレントで半々などと言われますが、芸能事務所関係者に聞くと、実際は不祥事の内容や事務所との関係、過去の功績などによりケース・バイ・ケースのようです。事務所経営者の判断で「今回だけは助けてやる」と“温情判決”が下ることも多いのだとか。
しかし小出さんが所属する「アミューズ」はそうはいきません。上場企業であるアミューズは中小の芸能事務所とは異なり、経営者の独断で小出さんを助けることはできないと推測できるからです。必要以上の賠償金は株主への不利益となるため、大げさに考えれば、経営陣が株主から訴えられるような事態にも発展しかねません。
こうしたケースでモノを言うのは事務所とタレントの契約です。おそらく、今回のような損害賠償が発生した場合のルールは明確に決まっており、半々であればきっちり半額を支払わなければならず、小出さんの責任は重いのではないかと思われます。たとえば、賠償金の総額が4億円であれば、事務所と小出さんが2億円ずつです。
今回は、アミューズの「出費」であるこの2億円を元に、しばしば目にするもののいま一つ意味の分からない「ROA(純資産利益率)」「ROE(自己資本利益率)」「PER(株価収益率)」などの指標について解説したいと思います。
コメント