オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

加入者急増! 「痴漢冤罪保険」は本当に頼りとなるのか

発生後48時間以内のコストを補償

 これは、いざ冤罪に巻き込まれた時に、その場で弁護士に電話相談できるサービスです。痴漢の冤罪ではよく「駅員について行ってはいけない」「警察に同行してはいけない」などと言われますが、実際の問題として、朝夕の混み合ったホームで注目を浴びながら、その場に居続けるのは相当な根性が必要です。

 勘違いの被害女性に泣かれたり、時に激しい言葉を浴びせられたりするかもしれません。周りから白い目で見られ、駅員や警察官からは「とりあえず移動してください」と厳しく言われるわけですから、まさに修羅場。これに抗い続けるのは難しいでしょう。

 痴漢冤罪ヘルプコールは、こうした場面で保険会社に緊急連絡をすることで、その場から保険会社が提携している弁護士へ一斉に通知が行き、対応可能な弁護士に電話で相談することができます。修羅場で弁護士から的確な指示を受けられ、場合によっては、弁護士が駅員や警察官と話をしてくれるわけですから本当に心強いはずです。

 痴漢冤罪保険は、「事件」発生後48時間以内の弁護士のコスト(相談料、接見費用、交通費など)が補償されており、事件発生後の「初動」を徹底的にフォローしてくれるものと言えます。しかし「被疑者段階での着手金は支払い対象外」となっていますから、警察に勾留されてしまったような場合、以下の費用は補償されません。

・勾留後の弁護士に対する着手金
・相手方と示談を行う場合の示談金
・否認を貫いて裁判を争う際の弁護士費用

 つまり、警察に捕まってしまっている段階では、本人が冤罪と主張していても保険会社は真偽を判断できないため、そうしたグレーな部分に関しては補償対象外なのです。また「やっている」のに冤罪を主張している人を救うことは、保険会社のモラルとしても許されないことであり、これは当然の措置といえます。

1 2 3

加藤圭祐(かとう・けいすけ)

あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

コメント