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子どもの「歯列矯正」、いつから始めるべき? メリット/デメリットも解説

親はどう判断すべき?

Q.子どもに歯列矯正をさせるべきか迷ったとき、親はどのような要素で判断するのがよいと思われますか。

園田さん「矯正治療は虫歯や歯周病の治療とは異なり、緊急性を持って一刻も早くやらなければならないという性質のものではありません。もちろん、子どもの矯正には最適な時期がありますが、そもそも早期治療がよいのか、成人矯正の方がよいのかは歯科医によって判断が分かれます。時間的余裕があるのであれば、いくつかの歯科医の意見をセカンドオピニオンという形で聞くのも一つです。

矯正治療は歯科医師が行う治療の中でも、さまざまな診断基準や治療法が存在し、歯科医師間で最も判断の分かれる治療です。また、一度治療をスタートしたら数年のお付き合いになります。そのため、迷ったときはご自身でも情報収集した上で、最も信頼できる先生の下で治療を受けるのがよいでしょう」

Q.近年の、子どもの歯列矯正に関する傾向・トレンドとは。

園田さん「子どもの矯正治療はワイヤを主体とした成人の治療と異なり、取り外し式の装置が一般的です。加えて、口のトレーニングを併用することが多いですが、これは、歯科医が『機能が形態をつくり、形態が機能をつくる』と考えているからです。口周辺の何らかの悪い癖によって歯並びが悪くなると、正常な呼吸やそしゃく、嚥下の妨げにもなります」

(オトナンサー編集部)

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園田茉莉子(そのだ・まりこ)

歯科医・医療法人社団正美会 吉祥寺まさむねデンタルクリニック理事

日本大学歯学部卒業。日本大学歯学部歯科病院で研修後、口腔外科を経て2012年4月より現職。クリニックでは、外来診療(一般歯科診療・口腔外科・インプラント・矯正)および訪問歯科診療を行っている。訪問診療は9年の経験あり。吉祥寺まさむねデンタルクリニック(http://kichijoji-masamune.com/)。

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