「頭が疲れる」「集中できない」はブドウ糖不足? 暑さ、台風による疲れを和らげる上手な取り方とは【糖尿病専門医が解説】
人間が活動するために欠かせないエネルギー源の一つである「ブドウ糖」の上手な取り方について、糖尿病専門医に聞きました。

暑さや台風の影響などで脳や体に疲労を感じている人は多いのではないでしょうか。人間が活動するために欠かせないエネルギー源の一つとして「ブドウ糖」がありますが、摂取量が少ないと栄養不足など体の不調につながるとされています。
そこで、ブドウ糖を取ると体にどのようなメリットがあるのか。また、不足したり、過剰摂取したりすると、それぞれどのようになるのかなどについて、eatLIFEクリニック(横浜市旭区)院長で内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんが解説します。
脳のエネルギー源「ブドウ糖」が不足するとどうなる?
そもそもブドウ糖とは、自然界に最も多く存在している単糖類です。砂糖や果糖、でんぷんなどはブドウ糖が他の単糖類やブドウ糖同士と結びついてできたものです。穀物や芋類、果物、砂糖、ハチミツなどの甘味料といった食べ物に含まれています。
ブドウ糖は、生命を維持するエネルギー源であり、脳のエネルギー源となるのはブドウ糖だけです。疲労回復や集中力のアップにも期待できます。
ブドウ糖が過度に不足すると血糖値が下がって低血糖状態となり、冷や汗、動悸(どうき)、倦怠(けんたい)感、意識障害などさまざまな症状を引き起こします。また、ケトン体という酸性物質が体内に増えることにより、吐き気や嘔吐(おうと)などの症状を起こす可能性もあります。
一方、摂取しすぎると太るので注意が必要です。肥満による病気には、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病があり、これらによる動脈硬化が進行した結果、脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる病気になる可能性があります。
脳のエネルギー源はブドウ糖だけであり、「頭が疲れた」「集中力が欠けている」といった症状を感じている人は食事でブドウ糖を摂取してみてはいかがでしょうか。
ただし、過剰摂取は思わぬ病気を招く危険性があるため、適度な量を心掛けるようにしてください。まだまだ暑い日が続きますが、適度にブドウ糖を摂取して乗り切っていきましょう。
(オトナンサー編集部)






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