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100人超が下痢も…ホテルで「集団食中毒」相次ぐのはなぜ? 熱に強い“恐ろしい菌”の正体とは

もし食中毒とみられる症状が出たら?

Q.外食後に「もしかして食中毒かも」と思われる症状が出た場合、どのように対処すればよいでしょうか。市販の下痢止めなどを飲んでも大丈夫ですか。

安江さん「食後に下痢や嘔吐、腹痛、発熱などの症状が出た場合は、まず水分補給を十分に行い、安静にすることが重要です。経口補水液やスポーツドリンクなどで少量ずつ水分を取り、脱水を防ぎましょう。

一方で、市販の下痢止めを自己判断で使用することは注意が必要です。下痢は体内に侵入した細菌やウイルス、毒素を排出しようとする防御反応です。特に細菌性腸炎では、ロペラミドなどの強い下痢止めを使用すると、病原体が腸内にとどまり、症状が長引いたり重症化したりすることがあります。特に、次のような症状がある場合は早めに医療機関を受診することが重要です」

【すぐに受診すべき目安】
・38度以上の発熱
・血便
・激しい腹痛
・繰り返す嘔吐
・水分が取れない
・高齢者や乳幼児
・持病のある人

多くの食中毒は数日で自然に改善しますが、重症化すると入院が必要になることもあります。「そのうち治るだろう」と我慢せず、症状が強い場合は早めに消化器内科などを受診することをお勧めします。

(オトナンサー編集部)

【画像】100度でも死滅せず…これが「ウェルシュ菌」による食中毒を引き起こしやすい料理です(4つ)

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安江千尋(やすえ・ちひろ)

天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック院長、総合内科専門医、消化器病専門医、内視鏡専門医

がん専門病院で長年にわたり消化器がんの診療・内視鏡治療に従事した後、2024年に「天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック」(大阪市天王寺区)を開院。苦痛の少ない内視鏡検査と患者に寄り添う丁寧な診療で、地域医療に貢献している。特に胃・大腸の早期がん発見と内視鏡切除を専門とするほか、脂肪肝や肝機能障害をはじめとした肝臓疾患の診療にも力を入れている。天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック(https://tennoji-naishikyo.com/)。

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