「梅雨」の髪の乱れ…アイロン前の「ヘアオイル」は逆効果? 髪を傷めるNG行為&湿気に負けないセットのコツとは
梅雨に髪をきれいにセットするコツについて、美容師に聞きました。

梅雨は湿気で髪の毛が広がりがちになり、セットが大変だという人は少なくないでしょう。では、どのようなことに気を付けると髪をきれいに保てるのでしょうか。
アイロン前に使ってもよいスタイリング剤や、ドライヤーのコツなどについて、美容室「Grace Avenue」(東京都港区)サロンマネジャーで美容師の原木佳祐さんに聞きました。
温風だけで髪を乾かすのはNG
Q.アイロン前のオイルが逆効果といわれていますが、なぜなのでしょうか。
原木さん「逆効果といわれる理由は、水蒸気爆発が起こるからです。髪の内部に残った水分が、ヘアアイロンの180度から230度程度の高温で瞬時に気化して膨張し、内側から髪の毛を破壊してしまいます。
水は気化すると体積が約1700倍になるため、その圧力は髪の毛への負担となってダメージの原因になるでしょう。
最も安全なのは、ヒートプロテクタントという元々温められることを前提として設計された商材を使用することです。主に『ヒートプロテクト』や『ヒートケア成分配合』という表記がある専用商材を使うと良いと思います。発煙点や配合がアイロンの使用に最適化されているため、安心して使えるでしょう。
なお、ヘアオイルは大きく分けるとコーティング系と浸透系に分かれており、浸透系は一般的にお風呂の後に使うケアをするものです。間違えてそちらのオイルをアイロン前に使ってしまうと、加熱で髪の内部にダメージを与えるリスクがあるため、注意してください。コーティング系で有名なのはアルガンオイルや椿オイルなので、それらをアイロン前に使うとよいと思います」
Q.ドライヤーの「ベース作り」のコツについて、教えてください。根元の乾かし方で、その後の「湿気吸い込み率」は変わりますか。また最後に「冷風」を当てる時間は、何秒くらいがベストですか。
原木さん「湿気吸い込み率は根元の乾かし方で大きく変わります。きれいに整えたい場合は根元、中間、毛先という順番で乾かすのが鉄則ですが、特に梅雨の時期は根元をしっかりと乾かし切ってください。髪にとって水分量が適切な状態だと、湿気を吸い込みにくくなります。
一方で水分が少ない乾燥している状態や、半乾きの状態だと髪は水分をより引き寄せようとするため、乾かし切って髪に適切な水分量を残すことが大切です。
なお、冷風は前髪などの1カ所であれば5秒、全体であれば15秒から30秒くらい当ててください。少し長めにしっかり当てていただくことで、キューティクルが閉じて湿気を吸い込みにくくなります。
温風だけだとキューティクルが開いたままになって湿気を吸い込みやすくなるため、梅雨の時期は特にしっかり最後に冷風を当てて、髪をまとまりやすくするとよいでしょう」
Q.キープスプレーの「自然な」振り方についてご教示ください。直接吹きかけるのと、手に取ってなじませるのはどちらがおすすめですか。また、髪からどの程度離すと、ガチガチにならないのでしょうか。
原木さん「近すぎるとガチガチに固まりやすく、逆に遠すぎると効果が薄れてしまいます。そのため、髪から20センチ前後離したところから柔らかくふんわりとまとうように吹きかけるのがポイントです。
手に取ってなじませるのは、手で固まってしまうこともあるためおすすめできません。特に前髪は手に取ってつけるよりも、コームの先にキープスプレーを吹きかけて、コームで整えるとよいでしょう」
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梅雨の時期にドライヤーで髪を乾かす時には、きちんと根元を乾かしきることが大切だと分かりました。アイロン前にはコーティング系のオイルを使うなど、スタイリング剤も見直して髪へのダメージを抑えるよう心掛けたいですね。
(オトナンサー編集部)







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