もはや虐待? 「受動喫煙」が子どもに与える影響と、喫煙者の親が心得ておくべきこと
換気扇の下で吸っても効果なし
Q.喫煙者の中には、在宅中にたばこを吸いたくなったとき、ベランダや戸外、換気扇の下で吸う人もいます。これらの場所で吸うことで、子どもの受動喫煙は防げますか。
加治さん「防ぎきれません。喫煙者の家族がいる幼児について、尿中コチニン(ニコチンが変化した化学物質)を測定して、喫煙者の家族がいない幼児と比べたスウェーデンの調査があります。調査結果から、喫煙者の家族がいる幼児の方が、尿中コチニンの数値が高いことが分かりました。喫煙者がいない幼児と比べて、室内でそのまま喫煙する場合は約15倍、家族が戸外に出てドアを閉めて喫煙している場合でも約2倍になりました」
Q.どうして防ぎきれないのでしょうか。
加治さん「喫煙者の呼気には、長時間たばこの煙の成分が残ります。たとえ、ベランダや戸外で喫煙しても、その後に入室すれば、呼吸で室内にたばこの煙の成分をまき散らすことになるからです」
Q.「換気扇の下で吸えば、屋内に煙をまき散らすことはない」と思う人もいるようです。
加治さん「前述のスウェーデンの調査によると、換気扇の下で吸う場合にも、3倍以上の高い数値が認められており、換気扇の効果も十分ではないことが証明されています。それでも納得できない保護者に、私は『台所でカレーをつくるときに換気扇を回しても、室内でカレーの匂いがするでしょう』と話しています」
Q.「加熱式たばこ」は煙が出ません。「加熱式たばこ」にすると子どもの受動喫煙を防げるのでしょうか。
加治さん「『加熱式たばこ』も受動喫煙の原因になります。火はつけませんが、かなり高い温度で加熱するため(いわば「蒸し焼き」状態)、薄い煙が出ますし、かなりきつい臭いもします。当然、さまざまな化学物質も出ています」
Q.職場など外出先で煙に触れて、衣服にたばこの臭いがつくことがあります。そのまま自宅に戻ると、子どもに受動喫煙させてしまいますか。
加治さん「衣服にたばこの臭いがついた人に近づくと、『たばこ臭い』と感じます。それは『たばこの臭い成分』を吸い込むからです。この臭いには、発がん物質などさまざまな有害物質が含まれていることが最近になって明らかになりました。そのため、帰宅する前に(子どもに会う前に)たばこ臭い服を着替えることや、髪の毛がたばこ臭い場合は、シャンプーすることなどが必要です」
周りの大人が吸いまくり、自分吸ってきたが何の病気もしていません。
世間もこのブログも何を気にしてんの?