小室圭さんで話題の米ロースクール留学、その実態と資格取得難易度を聞いてみた(上)
ニューヨーク州司法試験の難易度

次に、ニューヨーク州司法試験の難易度について伺います。
「日本の司法試験は超難関と言われていますが、それに比べると、ニューヨークはそこまでではありません。しかし、英語が母国語でない受験生にとってはハードルが高いのは事実です。ニューヨーク州の司法試験は2日間にわたって実施されます。1日目はエッセイ(記述式)、2日目は四者択一の試験です」
「エッセイ試験のコツは、とにかく書き続けること。多く書いた方がポイントをそれだけ稼ぐ可能性が高まります。問題文を読み、課題提起を一文書くだけでポイントがつきます。一般的な法律や応用だけではなく、例外も書けば、そこで追加ポイントがもらえます。従って、書かないと損なのです。また、手書きかコンピューターかを選べます。ただし、コンピューターは自分のものを持ち込まないといけません。速くタイプできる人はコンピューターで受験した方が有利でしょう」
これで、読者の皆さまも、留学生活について理解できたのではないでしょうか。次回は、資格取得のメリット・デメリットについて解説します。今回、取材にご協力いただいた、徳永弁護士に御礼申し上げます。
(コラムニスト、著述家 尾藤克之)
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