【マーケット展望】トランプノミクスの理想はレーガノミクス? 財政と貿易「双子の赤字」懸念も
11月15日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比4円47銭安の1万7668円15銭で取引を終えました。今後の展開はどうでしょうか。
11月15日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比4円47銭安の1万7668円15銭で取引を終えました。
今後の展開はどうでしょうか。
マネースクウェア・ジャパンの津田隆光チーフアナリストによると、米大統領選におけるトランプ氏勝利後、マーケットは「株買い・ドル買い・債券売り・原油売りのフロー」。その背景には、大幅減税と財政出動がありますが「株高・金利高」と「ドル高」は共存できないため、いずれかが修正されるのは「時間の問題」といいます。
津田さんは、トランプ氏について「その理想はレーガン元大統領か。仮に『レーガノミクス』ならぬ『トランプノミクス』による軍事費やインフラ投資の拡大を目指す経済政策を取れば、財政赤字と貿易赤字の『双子の赤字』の二の舞いになる可能性があります」と話します。
なお、トランプ氏の「米国第一主義」による保護主義への懸念から売り込まれている、新興国・資源国の通貨は、懸念の低下とともに買い場を探す展開になる可能性があるとのことです。
(オトナンサー編集部)
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