日経平均反発1万8664円63銭、米金利やドル/円持ち直し
4月7日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比67円57銭高の1万8664円63銭で取引を終えました。
4月7日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比67円57銭高の1万8664円63銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの津田隆光チーフアナリストによると、前日6日の米株高やドル高、大幅安からの反動などで、日経平均は前日終値比117円92銭高の1万8714円98銭で取引をスタートしました。
その後、日本時間午前10時ごろに米軍のシリア空爆が伝わると、ドル/円が1ドル=110円10銭台まで下落。日経平均も1万8517円43銭まで下げましたが、米金利やドル/円が持ち直したことで反発しました。
東証1部33業種中、鉱業、石油・石炭製品など31業種が上昇、一方、空運、その他製品の2業種は下落しました。個別銘柄では、IHI、国際石油開発帝石が買われ、SCREENホールディングス(HD)、SUMCOは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比9.59ポイント高の1489.77。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=110円40銭台で推移しています。
地政学リスクが重しになるか
津田さんによると、シリア空爆や、米中首脳会談で注目される北朝鮮問題などの地政学リスクがマーケットの重しになる可能性があります。
リスクオフの姿勢がさらに強まれば、ドル/円はテクニカル的に1ドル=109円92銭まで下落する可能性も。「仮に当該ラインを割り込めば、下げが加速することも考えられます。その場合、日経平均の一段の下落も考慮すべきでしょう」(津田さん)。
また、きょう発表される3月の米雇用統計も注目されます。統計が米経済の堅調を示せば米金利やドル/円の支援材料となり、日経平均にもプラスです。
(オトナンサー編集部)
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