日経平均小幅続伸1万8432円20銭、欧米株下落も下げ限定的
4月19日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比13円61銭高の1万8432円20銭で取引を終えました。
4月19日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比13円61銭高の1万8432円20銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの津田隆光チーフアナリストによると、欧米株が下落した流れを受けて、日経平均は前日終値比マイナス圏で取引を開始しましたが、下げは限定的でその後、プラス圏に転じました。
東証1部33業種中、水産・農林、電気機器など17業種が上昇、一方、海運、陸運など16業種は下落しました。個別銘柄では、サッポロホールディングス(HD)、協和発酵キリンが買われ、ヤマトHD、日本郵船は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比0.11ポイント安の1471.42。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=108円60銭台で推移しています。
米ベージュブックに注目
津田さんによると、地政学リスクや欧州政治への懸念から日経平均は上値が重い展開が続いています。
津田さんは先行きに関して、日本時間20日午前3時に発表される米ベージュブックに注目します。3月のベージュブックでは、労働市場のひっ迫(一部地域ではほぼ完全雇用)や製造業の幾分かの拡大ペース加速が示されましたが、足元では、4月ニューヨーク連銀製造業景気指数や3月鉱工業生産指数などが軟化しています。
ベージュブックで、「雇用」「賃金」「物価」のほか、「製造業」に関する記述に変化があるのか注目です。
(オトナンサー編集部)
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