オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

外国人観光客の目当ては「おもてなしの心」ではない!? 最近の日本旅行事情とは

知らない場所に旅行客が押し寄せることも

 地元の人ですら知らなかった場所に、外国人が押し寄せるケースもあるようです。

 例えば、千葉県君津市の「濃溝(のうみぞ)の滝」は洞窟の中に差し込む光がハート形で幻想的だと、外国人の間で話題になりました。きっかけは、写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿された1枚の写真だったといいます。

 齊木さんは「SNSの普及により、こうした例は今後も増えていくのかもしれません」と説明します。

 実際、齊木さんの周囲でも「和服を着たい、茶席を体験したい」という外国人が増えているそう。とりわけ、来日経験豊富な人や、少人数のグループから要望が多いようです。彼らに和服を着付けし、和室でお茶を振る舞うと大変喜んでくれるとのこと。表面的な美しさを楽しむだけでなく、彼らは「そこに内在する日本の精神を体験することに、価値を見いだしているのでしょう」。

 齊木さんは最後にこう話してくれました。「外国人旅行者のほうが、日本文化の良さを意識しているのかもしれません。私たちも伝統ある日本文化の良さや面白さを再発見し、楽しみたいものですね」。

(オトナンサー編集部)

1 2

齊木由香(さいき・ゆか)

日本礼法教授、和文化研究家、着付師

旧酒蔵家出身で、幼少期から「新年のあいさつ」などの年間行事で和装を着用し、着物に親しむ。大妻女子大学で着物を生地から製作するなど、日本文化における衣食住について研究。2002年に芸能プロダクションによる約4000人のオーディションを勝ち抜き、テレビドラマやCM、映画などに多数出演。ドラマで和装を着用した経験を生かし“魅せる着物”を提案する。保有資格は「民族衣装文化普及協会認定着物着付師範」「日本礼法教授」「食生活アドバイザー」「秘書検定1級」「英語検定2級」など。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/yukasaiki)。

齊木由香(さいき・ゆか) 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

ライフ 最新記事

ライフの記事もっと見る

コメント