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今年も紅葉シーズン到来、登山初心者が知っておくべきポイントは

秋の紅葉が見頃を迎えると、それを楽しむ登山客も多くなります。しかし近年は登山者の遭難も増えているため、安全に楽しむための準備も欠かせません。今回は、登山初心者が気を付けるべきポイントをお伝えします。


美しい紅葉を楽しむための準備は欠かせない

 山岳雑誌などで知られる出版社「山と溪谷社」が10月19日、同社の登山情報サイト「Yamakei Online(ヤマケイオンライン)」で、全国の代表的な50山の天候や気温、風速などの情報提供サービスを開始しました。

 秋の紅葉が美しくなるにつれ、それを楽しむ人の登山も活発になります。しかし近年、登山者の遭難がたびたび報じられていることから、登山は常にリスクと隣り合わせであることの認識も大切になっています。

 オトナンサー編集部では今回、登山初心者が気を付けるべきポイントを、気象予報士の澤口麻理さんに聞きました。

標高100メートル↑で気温0.6度↓

 警察庁生活安全局が6月に発表した山岳遭難データによると、昨年1年間の発生件数は2508件で過去最多に。その多くは、天候に関する不適切な判断や経験不足などが理由で発生しているとのことです。

 澤口さんは「『山の天候は変わりやすい』ということを頭に入れてほしい」と話します。登山前の平地では晴天だったにもかかわらず、山間部にたどり着いたら、急に雲が多くなったり、風が強まったりすることがあるそう。「山で風が吹く際、風は山の斜面に沿って上昇気流になります。その結果、雲が発生し、雨が降りやすくなるのです」。

 初心者は標高にも注意が必要です。「100メートル登るごとに、気温は0.6度ずつ下がります」。1000メートルでは実に6度も低くなり、「低体温症」につながってしまいます。

 また体感温度には、気温だけでなく風速も大きく関わっているそうです。「風速1メートルにつき、体感温度は1度下がると言われています。登山当日は気温だけでなく、風の強さに気を付けましょう」。その結果、疲労が蓄積され遭難につながるようです。「防寒着と雨具は必ず持っていきましょう」。

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澤口麻理(さわぐち・まり)

キャスター・気象予報士

1980年5月23日生まれ。岩手県出身。盛岡白百合学園高等学校、成城大学法学部法律学科卒業。気象予報士、書道八段、毛筆五段、サッカー審判員4級などの資格を持つ。現在、日本気象協会で予報業務(契約)にも携わっている。