「持ち家」の男性は「賃貸」の男性よりも上手に不倫する(下)
「賃貸派」「持ち家派」が注意すべきこと
ここまで、賃貸派と持ち家派の不倫事情について紹介してきましたが、注意すべき点は、賃貸派と持ち家派で異なります。以下を読めば、どちらが良い悪いというわけではなく、表裏一体だということが分かるでしょう。
まず、賃貸派は不倫という甘い汁を吸い続けたければ、妻に見つからないよう気を引き締めなければなりません。万が一の場合、心の底から謝罪し、贖罪(しょくざい)の言葉を並べ、「絶対にしない」と誓約したところで逆効果。妻は賃貸の家を飛び出して弁護士に依頼し、署名済みの離婚届を送り付けてくるでしょう。何とか彼女を守っても、肝心の妻を失えば、ただ妻から彼女へ乗り換えただけです。不倫というハーレム状態には終止符が打たれます。
一方、持ち家派は不倫が「単なる遊び」と心得ていればよいのですが、ついつい本気にならないように気を付けなければなりません。自分の中で、妻よりも彼女の存在が大きくなり、彼女と一緒になりたいと思うのならば、妻と離婚しなければなりません。
しかし、妻は「(夫から)自分だけ持ち家を与えてもらった」という優越感から、彼女を見下しており、「旦那は悪い女にだまされている」と本気で思っています。そのため、夫から離婚を突きつけられても真剣に検討せず、「気持ちの整理がつかない」「子どもがまだ小さい」「経済的に不安だ」と当たりさわりのない言い訳を並べ、時間稼ぎを図ろうとします。
長期化は夫にとって損、妻にとって得です。なぜなら、夫が彼女に「妻と別れてお前と一緒になる」と言ったところで、いつまでも待ってくれるわけではなく、なかなか離婚が成立しないと途中で業を煮やして別れを切り出してくるからです。つまり、離婚の待機は「(夫と彼女の)自然消滅を待つ」という妻の作戦通りなのです。
もちろん、煮え切らない態度を取る妻に耐え切れず、離婚を待たずに家を出て、彼女と一緒に暮らし始めることは可能といえば可能です。しかし、離婚前から暮らしている妻子を離婚時に追い出すことは現実的には難しいです。結局、夫は持ち家を失い、妻に渡さざるをえなくなるのですがそれは妻の思うつぼでしょう。
このように、持ち家の存在が裏目に出るので、妻から彼女への乗り換えはうまくいきません。持ち家派の場合、不倫は不倫のまま、いつまでも甘い夢を見ていた方が賢明でしょう。
(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)


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